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ホームセキュリティは役に立つのか?その必要性についてホームセキュリティは役に立つのか?その必要性とDIYで始める自主警備システムを解説ホームセキュリティは役に立つのか?その必要性について

約3,000文字 / 読了目安10分 / 一般家庭向け

はじめに

セコムやアルソックに代表される大手警備会社のホームセキュリティ。テレビCMでもお馴染みのサービスですが、「実際のところ本当に必要なのか?」「毎月の費用が気になる」と思われている方も多いのではないでしょうか。

私自身、長年セキュリティ業界に携わってきた立場から、ホームセキュリティのメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。また、ランニングコストをかけずに自分で構築できる「自主警備システム」についても、DIYで設置できるおすすめのカメラとあわせて詳しく解説します。

ホームセキュリティとは

まずホームセキュリティの仕組みを整理します。自宅に設置するセキュリティ機器は大きく2種類です。

一つ目は防犯カメラ。映像を撮影・録画するシステムで、不審者の記録や抑止効果が期待できます。二つ目は各種センサー。自宅の外周に設置する赤外線センサー、室内に置くパッシブセンサー、窓に取り付ける窓センサーやガラス破壊センサーなど、侵入者を検知して警報を発する装置です。

これらのセキュリティ機器が反応した際、警備会社のセンターに自動通報し、警備員が現場に駆け付けるというのが、ホームセキュリティサービスの基本的な流れです。

ホームセキュリティのメリット

ホームセキュリティの最大のメリットは、導入から運用まですべてをプロにお任せできることです。機器の選定・設置・設定・メンテナンスを一括でやってもらえるため、専門知識がなくても本格的なセキュリティ環境を手に入れられます。

また大手警備会社は実績のある機器を使用しているため、長期間にわたって安定した動作が期待できます。何か異常があった際に警備員が実際に駆け付けてくれる安心感は、DIYシステムでは代替できない大きな価値といえます。

ホームセキュリティのデメリット

デメリットについても、現場を見てきた立場からはっきりお伝えします。

25分ルールの問題

警備業法には「25分ルール」と呼ばれるものがあります。センサーが感知して通報があってから25分以内に現場に急行しなければならないというルールです。

しかし警視庁・生活安全部の発表によれば、侵入盗の犯行所要時間は約半数が10分以内です。つまり警備員が到着する前に、犯人はすでに逃走しているというケースが大半なのです。侵入を「未然に防ぐ」というよりも、「事後に記録を残す」という側面が強いのが実情です。

ランニングコストが高い

大手警備会社のホームセキュリティは、月額数千円〜1万円以上のランニングコストがかかります。機器の分割費用に加え、24時間監視体制を維持するための人件費が含まれるためです。長期間契約すると総額で数十万円に達することも珍しくありません。

機器トラブルのリスク

大手の警備会社であっても、センサーや機器の故障によって侵入に気付けなかったというケースは実際に発生しています。「プロに任せているから安心」という過信は禁物です。

自主警備システムという選択肢

ホームセキュリティのメリット・デメリットを踏まえると、費用対効果を重視するなら**自分でセキュリティシステムを構築する「自主警備」**という選択肢が有力です。

最近の防犯カメラは機能が大幅に進化しており、人感センサー(PIRセンサー)が侵入者を検知した際に、カメラ映像とあわせてスマートフォンへプッシュ通知を送れる製品が増えています。警備員の代わりに自分がアラートを受け取る仕組みを作ることで、ホームセキュリティと同等の監視体制をイニシャルコストのみで実現できます。

DIYで設置できるおすすめカメラの選び方

自主警備システムを構築するうえで、まず大切なのはDIYで設置しやすいカメラを選ぶことです。設置のしやすさとセキュリティ性能の両立がポイントになります。

①ワイヤレス(Wi-Fi)カメラ

配線工事が不要で、壁や軒下に取り付けるだけで設置が完了します。電源さえ確保できれば、ドライバー1本で設置できるモデルも多く、DIY初心者にもっとも向いているカメラです。スマートフォンアプリと連携してリアルタイム映像の確認や動体検知通知が可能です。

設置場所の自由度が高い反面、Wi-Fi電波の届く範囲に限られます。玄関・裏口・駐車場など、ルーターから電波が届く場所に最適です。

②バッテリー駆動カメラ

電源コンセントすら不要なバッテリー内蔵タイプ。ソーラーパネル搭載モデルであれば充電の手間もほぼかかりません。「電源が取れない場所に設置したい」という方に特におすすめで、門柱・物置・ガレージなど、配線が難しい場所にも対応できます。

クラウド録画対応モデルを選ぶと、万が一カメラが持ち去られても映像データが残るため安心です。

③PTZカメラ(パン・チルト・ズーム)

スマートフォンから遠隔でカメラの向きや角度を操作できるカメラです。1台で広範囲をカバーできるため、駐車場や庭など広いエリアを1台でまかないたい場合に適しています。取り付け自体はワイヤレスカメラと大きく変わらず、DIYで設置可能です。

DIYで設置する際の注意点

カメラを選んだあとは設置が重要です。設置場所や取り付け方を誤ると、せっかくのカメラが十分な効果を発揮できません。詳しい設置方法や場所選びのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

👉 防犯カメラをDIYで設置する方法と場所などの注意点

この記事では、玄関・駐車場・外壁・天井への設置方法や、赤外線カメラの白飛び対策、カメラの高さと向きの設定など、DIY設置で失敗しないための具体的なポイントを解説しています。自主警備システムを構築する前にぜひご一読ください。

防犯4原則で侵入しにくい環境をつくる

自主警備システムと組み合わせてさらに効果的なのが、防犯の専門家が提唱する**「防犯4原則」**です。この4つを意識することで、侵入犯にとって「入りにくい」と感じさせる環境を作れます。

①目(監視性) 昭和の時代はご近所さんの目が抑止力でしたが、現代では防犯カメラがその役割を担います。「見られている」という意識が犯行の諦めにつながります。

②光(照明) 夜間の暗い場所は空き巣に狙われやすくなります。センサーライトを組み合わせることで夜間の犯行リスクを大幅に下げられます。

③時間(犯行の困難性) 侵入盗の約半数が10分以内に完了するというデータがあります。鍵を増やしたり、侵入に時間がかかる補助錠を付けるなど、「突破に時間がかかる」仕掛けが有効です。

④音(騒音) 防犯砂利など、歩くと音が鳴る素材を敷くことで、侵入者がリスクを感じやすくなります。アラームサイレンと組み合わせると効果的です。

防犯カメラは「目」の役割を担う中心的な機器ですが、この4原則を組み合わせることで、より強固な防犯環境が実現します。

まとめ

ホームセキュリティは「すべてお任せできる安心感」という大きなメリットがある一方、25分ルールの限界や毎月のランニングコストという現実的なデメリットも存在します。

一方、近年の防犯カメラはDIY設置が容易で、スマートフォン通知や動体検知など高機能な製品が手の届く価格で揃っています。ある程度の知識があれば、ホームセキュリティに匹敵する自主警備システムをイニシャルコストだけで構築することが十分可能です。

完璧なセキュリティシステムは存在しません。大手警備会社ですら機器トラブルは起こります。大切なのは「自分の生活スタイルと予算に合った防犯対策を、着実に積み重ねること」です。

カメラの選び方や設置方法に不安がある方は、ぜひワイズセキュリティへお気軽にご相談ください。

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