ネット通販で商品を購入した際に、玄関口や宅配ボックスに荷物を置いておく置き配が増えています。背景としては、一人暮らしや共働きが増えたことによって荷物の受け取りが出来ずに再配送の依頼が増えているからです。働き手不足による配達員の減少など、深刻な問題になっていることもあり、置き配が増えると同時にトラブルも増えているのが実情です。今回はそうした置き配トラブルに防犯カメラを活用する方法を解説いたします。
置き配トラブルの実情
置き配サービスが広がる中、トラブルの相談件数が増加しています。間違った荷物が届いたり、荷物を雨にぬれる場所に置かれビショビショになったりするなど、困惑の声が聞かれました。
日テレNEWSより引用
実際に様々なトラブルが起きている置き配ですが、置き配された荷物に何かトラブルがあった場合は受け取り人の責任になっておりますので、高額の商品を購入している場合は損害も大きくトラブルが浮き彫りになっています。また配達員の質の問題もあります。置き配された荷物が壊れていたり、汚れていることに気付いた荷受人が防犯カメラを設置したところ、配達員が荷物を投げていたことが発覚したこともあり、人為的な問題によりトラブルが起きているのも実情です。
置き配トラブルによる被害
置き配トラブルの具体的なトラブルとして代表的なものとしては、配達された荷物の破損や汚れです。これは前述した荷物を投げている質の悪い配達員によってそうしたトラブルが後を絶たないのです。また置き配された荷物が午前中に届いたのに受け散るのが、夜遅くの場合、荷物が盗難されるリスクもあります。配達員は置き配の後に証拠を撮影しておりますので、盗難された場合、被害を受けるのはあなたです。また配達ミスによるトラブルも後を絶ちません。ネット通販業界が伸びるのに合わせて、小口配送の量も増えて人的ミスによって配達ミスが発生しています。このようなトラブルが起きると金銭的な損害に合わせて多くの時間を奪われますので何らかの対策が重要になってきます。
置き配トラブルを防犯カメラで解決する
置き配トラブルは防犯カメラを活用することで解決することができます。防犯カメラのプッシュ通知機能を使えば、置き配されたことをリアルタイムで確認することができますので、離れた場所からすぐに気付くことができます。その際に配達員が乱暴な配達をするのであればその証拠映像をしっかりと残しておくことができます。また配達員を装った不審者がいた場合に録画しておくことで、近所で起きる闇バイトによる被害も未然に防げる可能性もあります。最近ではAIによって荷物の配達があった場合にアラームする防犯カメラが登場しており、AIを活用した効率的な検知をすることで無駄のない監視ができるようになりました。
防犯カメラのおすすめ機能
防犯カメラのおすすめ機能としては高解像度カメラです。高画質カメラは画素数が多ければ多いほどより高解像度でキレイな画質になります。画質がキレイな方がより細かい部分までしっかり確認することができますのでおすすめです。さらに広角カメラであれば死角をなくして撮影することができます。一般的に90°~120°程の広角カメラを使用するようにしましょう。PTZカメラであればパン、チルト、ズーム方向にレンズを動かすことでさらに広範囲の監視が可能になります。
また置き配は夜間にも行われることが多く、21時頃に配達されることもありますので、夜間は暗視撮影できる赤外線暗視カメラがおすすめです。赤外線暗視カメラとは赤外線LEDを照射することで夜間暗視撮影が可能なカメラです。ホワイトLEDを搭載したフルカラーカメラは夜間、ホワイトLEDが点灯することによって夜でもカラーで撮影できるカメラです。フルカラーカメラであれば夜間も高画質で撮影できるのでおすすめです。
防犯カメラを設置する際の注意点
防犯カメラを設置する際には注意点もあります。まず一番の問題として挙がるのはプライバシーの侵害です。防犯カメラ通行人をい撮影するのは、プライバシーの侵害に該当する可能性がある行為なので、出来る限り近隣のプライベートな空間は画角に入らないように注意するとともに、防犯ステッカーを活用し防犯目的で撮影していることを周知することが重要です。
また防犯カメラをインターネットで遠隔監視しようとした場合、現場の環境によっては遠隔監視できない場合もあります。以前、別の記事にもまとめましたのでそちらもご覧ください。
置き配トラブルには防犯カメラを活用しましょう
置き配トラブルには防犯カメラが活用できることがお分かりいただけたかと思います。防犯カメラは設置工事も簡単なバッテリーカメラやソーラータイプなども増えており、設置工事も簡単ですので、トラブルが起こる前に導入をぜひご検討ください。どのような防犯カメラかお悩みの方はぜひ問い合わせよりご連絡ください。