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防犯カメラの遠隔監視について、方法や仕組みについて解説します

防犯カメラを使う際にインターネットを使った遠隔監視が主流となっておりますが、遠隔監視機能を使う場合にいくつかの注意点があります。購入してみたものの使えなかったということがないように今回は防犯カメラのネット監視をする際の注意点と仕組みなどについて解説いたします。

遠隔監視の仕組み

防犯カメラの遠隔監視をする際には大まかに分けて3種類の方法があります。3種類の設定方法はそれぞれ異なり設定方法にも違いがありますので合わせて説明いたします

DDNS

次に解説するのはDDNSです。DDNSとはダイナミックDNSの略で、動的なDNSを意味します。DNSについては説明を割愛させていただきますが、先ほど説明した固定IPアドレスは、IPアドレスが固定されているのに対して、基本的にはIPアドレスが変わります。この変わるIPアドレスを一つのDDNSアドレスに紐付けることでインターネットを経由して遠隔監視できる仕組みがDDNSになります。固定IPアドレスと同様にルーターの設定をする必要がありますので、専門的な知識がないと運用することが難しいのが現状です。設定する際は専門の業者に依頼するようにしましょう。

P2P

現在で主流になっているのがP2P(ピアーツーピア)です。固定グローバルIPアドレスやDDNSがインターネットサーバーを利用したネット監視になりますので、サーバーメンテナンス等のリスクは低いとも言われています。P2Pは最近では様々なサービスに使われています。サーバーの通信をしないので、通信速度が速く安定した通信ができるのが特徴です。仮想通貨のビットコインにも使われている技術で、身近なもので言えばLINEにも使われています。

LINEでは個々のメッセージのやりとりはサーバーを使わずにすることで、大容量のでーた通信があっても問題なく利用することが可能です。また仮想通貨のビットコインでも使われておりますが、今回の記事では詳細を割愛いたします

グローバル固定IPアドレス

インターネットを使う際はグローバルIPアドレスと呼ばれる住所が割り当てられます。グローバルIPアドレスは自動で割当られるのですが、アドレスを固定にすることで遠隔監視が可能になります。グローバル固定IPアドレスを使うことで費用がかかりますが、安定した通信をする上ではとてもおすすめの遠隔監視方法です。使用できる防犯カメラは限られており、専門の知識も必要になる遠隔監視方法です。

遠隔監視をする際の注意点

実際に遠隔監視をする際は注意が必要です。一番の注意点としては、パスワードの設定です。遠隔監視をする際にはカメラのIPアドレスやUIDと呼ばれるものを使って通信します。これらのアドレスは総当たりで調べてしまえば分かってしまうものも多くカメラにログインされるリスクがあります。そんな中でアクセスされないようにするためにはパスワードの設定がとても重要になります。0000やpasswordなどの文字では容易に推測されますのでログインされて映像データが流出する可能性があります。

またIPアドレスであればランダムでアクセスすることも可能になりますので、パスワードをしっかり設定しておかなければ、ログインされて不正アクセスされる可能性が高まりますので、注意が必要です。しっかりとパスワードを決めて使われることをおすすめします。

ホームルーターと呼ばれるSIMルーターでは防犯カメラの遠隔監視が出来ないことが確認されています。これはルーター側で設定されている可能性がありますので、もし使っている場合は注意するようにしてください。

遠隔監視の際にお気を付けください

ネット監視をする際には様々なリスクや専門的な知識などありますので、導入前には必要事項を確認した上で導入するようにしましょう