「防犯カメラをつけたいけど、何台必要なのか分からない」という相談は非常に多くいただきます。1台だけじゃ足りない気もするし、かといって何台も設置するのはコストが気になる。正直なところ、台数に「絶対の正解」はないのですが、考え方の基準はあります。
この記事では、一戸建てへの防犯カメラ設置台数の目安・優先すべき場所・台数別の考え方までまとめて解説します。
なぜ一戸建ては防犯カメラが必要なのか
まず前提として、一戸建ては集合住宅と比べて防犯上のリスクが高い構造をしています。マンションであれば共用エントランスやオートロックが第一の防壁になりますが、一戸建ての場合は建物の四方すべてが侵入口になりえます。
住宅侵入被害のうち、生活住宅だけに限定すると60〜70%が一戸建てで発生しているというデータがあります。塀や植栽が多い一戸建ては、一度敷地に入られると外から気づかれにくいという構造的な弱点があるためです。
引用元:https://www.switchbot.jp/blogs/security/where-to-place-your-home-security-cameras(一戸建ての防犯カメラ設置場所解説)
「うちは田舎だから大丈夫」「治安のいいエリアだから」と思っている方も、まずは自宅の死角がどこにあるかを意識してみることをおすすめします。
「最低限」から始めるなら何台?
一般的な一戸建てであれば、まずは2〜4台を目安に考えるのが現実的だと思います。
特に優先度の高い場所は以下の4か所です。
1. 玄関(最優先)
どの家庭でも真っ先に設置すべき場所です。空き巣の主要な侵入経路であるだけでなく、悪質なセールス・近隣トラブル・不法投棄など、玄関前はトラブルが発生しやすい場所です。カメラがあるだけで「防犯意識の高い家」と認識させる抑止効果も期待できます。
2. 駐車場・カーポート
車は高価な資産であり、車上荒らしや車両盗難のリスクは一戸建てでも決して低くありません。夜間や留守中に狙われやすい場所なので、駐車スペース全体をカバーできる広角カメラの設置が有効です。
3. 勝手口・裏口
道路から見えない勝手口は、空き巣が最も侵入しやすい場所のひとつです。表の玄関に比べて人目につきにくく、シンプルな錠前を使っていることが多いため、ピッキングや不正侵入のターゲットになりやすいのが現実です。
4. 庭・掃き出し窓周辺
植栽や塀で周囲から見えにくい庭は、侵入経路として使われやすい場所です。リビングの掃き出し窓が面している方向を映せる位置にカメラを設置することで、不審者の接近を早期に記録できます。
この4か所を押さえられれば、一戸建ての主要な侵入リスクをかなりカバーできると思います。
引用元:https://bouhancamera-choice.com/ikkodate-bouhankamera-settibasyo(一戸建ての防犯カメラ設置場所の解説)
台数別に考える、防犯レベルの目安
1台の場合――「とりあえず」ならここから
まず1台だけ設置するなら、迷わず玄関です。来客・不審者・トラブルのすべてが記録できる場所として最も費用対効果が高い場所です。ただし1台だけでは死角だらけになるため、「完全な防犯」とは言えません。あくまで第一歩として考えてください。
2台の場合――最小限の防犯ラインを引く
玄関+駐車場、または玄関+勝手口の組み合わせが現実的です。表と裏の主要な侵入口を押さえることで、最低限の死角をなくせます。予算が限られている場合の現実的な選択肢として、2台構成はよく選ばれます。
3〜4台の場合――標準的な一戸建ての防犯構成
玄関・駐車場・勝手口・庭の4か所をカバーできるのが3〜4台構成です。多くのプロが一般的な一戸建てに推奨する台数がこのレンジで、建物の主要な侵入ポイントをほぼ網羅できます。予算に余裕があれば、まずこの構成を目指すのが理想です。
5台以上の場合――死角ゼロを目指す
敷地が広い・建物が複雑な形状・角地など死角が多い立地の場合は5台以上が必要になることもあります。建物の四隅にカメラを配置することで、どこから侵入しても映像に残る環境を作ることができます。
台数よりも大事なのが「設置場所と画角」
実は、台数を増やすよりも設置場所と画角の設定が適切かどうかの方が重要だったりします。
よくある失敗として、カメラを設置したものの画角が狭すぎて玄関ドアしか映っていない・駐車場の端が完全に死角になっているというケースがあります。台数を増やす前に、既存のカメラが本当に必要な範囲をカバーできているかを確認することが先決です。
広角レンズのカメラを使えば1台でカバーできる範囲が広がりますし、PTZカメラ(上下左右ズームが遠隔操作できるカメラ)を組み合わせると少ない台数でも柔軟に対応できます。PTZカメラの詳しい解説はこちらの記事にまとめています。
設置高さと「見せる設置」も忘れずに
設置の高さは2.5m以上を目安にするのが一般的です。手が届く場所に設置すると、カメラを壊されたり向きを変えられたりするリスクがあります。一方で高すぎると人物の顔が映りにくくなるため、2.5〜3m程度が現実的なバランスと言えます。
また、防犯カメラは「隠す」よりも「見せる」設置の方が抑止効果は高まります。「防犯カメラ設置中」のステッカーとセットで、カメラが目に入りやすい位置に設置することで、不審者に対して「この家は監視されている」という心理的プレッシャーを与えられます。
センサーライトとの組み合わせでさらに効果アップ
台数を増やす前に検討したいのが、センサーライトとの併用です。夜間に人が近づくと自動点灯するセンサーライトは、暗所での映像品質を上げると同時に、不審者に「気づかれた」と感じさせる効果があります。
防犯カメラが映像を記録する役割なら、センサーライトは「侵入を思いとどまらせる」役割を担います。この2つをセットで考えると、カメラの台数が少なくても防犯レベルを大きく引き上げることができます。
まとめ――「何台必要か」は敷地と目的で変わる
一戸建てへの防犯カメラの設置台数に絶対の正解はありませんが、一般的な一戸建てであれば2〜4台が現実的な目安です。まず玄関と駐車場・勝手口を押さえて、余裕があれば庭・四隅へと広げていく考え方が無理のないアプローチだと思います。
「うちの場合は何台必要?」「どこに設置するのが一番効果的?」という疑問は、現場を見てみないと正確に答えにくい部分もあります。現地調査・機器のご提案・デモまで無料で対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
ワイズセキュリティでは、防犯カメラのオンラインストアを開設しています。最新スペックの防犯カメラを順次ラインナップしており、全製品1年保証付きです。設置場所や用途に合ったカメラ選びについてのご相談も承っていますので、お気軽にどうぞ。

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