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PTZカメラはどんな場所で使う?固定カメラとの違いと注意点を解説

防犯カメラを導入しようと調べていると、「PTZカメラ」という言葉に出会う方も多いと思います。名前はよく聞くけれど、固定カメラと何が違うのか、自分の現場に合っているのかよくわからない、という声もよく耳にします。

今回はPTZカメラの基本的な使い方と、導入前に知っておいてほしい注意点について解説します。

そもそもPTZカメラって何?

PTZとは、パン(左右)・チルト(上下)・ズームの3つの頭文字を取った言葉です。カメラのレンズを遠隔操作で上下左右に動かしたり、ズームしたりできるのが最大の特徴です。

固定カメラが撮影方向を固定したまま使うのに対して、PTZカメラは1台で広いエリアをカバーできます。必要なときに見たい場所へレンズを向けられるので、広い敷地や複雑なレイアウトの現場で特に重宝されます。

PTZカメラの機能についての詳細は以下の記事もご覧ください。 <a href=”https://wizsecurity.jp/blog/903″ target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>防犯カメラのPTZ機能について解説します。</a>

PTZカメラが向いている場所・シーンはどこ?

PTZカメラは「広く、自由に見たい」という現場に向いています。

広い駐車場や屋外スペース 固定カメラを複数台設置する代わりに、PTZカメラ1台で広範囲をカバーできます。不審な動きがあった際にリモートでレンズを向けて確認することも可能です。

工場や倉庫の広い作業エリア レイアウトが頻繁に変わる現場や、複数の作業エリアを1台でモニタリングしたい場面に向いています。プリセット登録機能を使えば、よく見たい場所をボタン一つで切り替えることもできます。

商業施設・ショッピングモール 広い売り場や通路を効率よくカバーするのに適しています。ツアー機能(複数のプリセットを自動で巡回する機能)を使えば、スタッフが常時監視しなくても自動で複数エリアを見回りするような使い方ができます。

イベント会場や一時的な監視が必要な場所 PTZカメラは状況に応じてレンズの向きをその都度変えられるため、レイアウトが変わりやすいイベント会場にも柔軟に対応できます。

プリセット・ツアー・スキャンって何?

PTZカメラには固定カメラにはない便利な機能が備わっています。

プリセット登録とは、よく確認したい場所をあらかじめ複数登録しておき、ボタン一つでそこへレンズを向けられる機能です。たとえば「入口・レジ・バックヤード」を登録しておけば、状況に応じて素早く切り替えられます。

ツアー機能は、プリセット登録した地点を自動で順番に巡回する機能です。常時モニタリングのスタッフがいない現場でも、カメラが自動で複数エリアを見回るような運用ができます。

スキャン機能は、設定したエリアを左右にレンズが繰り返し動く機能です。360度スキャンに設定すれば、全方位をカバーするような使い方も可能です。

PTZカメラを使う前に知っておきたい注意点

便利なPTZカメラですが、固定カメラと比べて気をつけるべきポイントがいくつかあります。

①常時動かし続けると故障リスクが上がる ツアーやスキャン機能でレンズを常時動かし続けると、内部のモーターやギア・ベルトの摩耗が進みます。24時間365日動かし続けるような使い方をする場合は、家庭用の安価なPTZカメラではなく、耐久性の高い業務用モデルを選ぶことをおすすめします。

②ホームポジションを必ず設定する PTZカメラは電源が落ちて再起動した際に、レンズが意図しない方向を向いてしまうことがあります。これを防ぐために、ホームポジション(再起動後に戻る基準の向き)を設定しておくことが重要です。設置後は必ず確認するようにしましょう。

③「レンズが動いている=監視できていない瞬間がある」 固定カメラと違い、PTZカメラはレンズが向いている方向しか撮影できません。ツアー中にAエリアを撮影しているとき、Bエリアは映っていません。重要な場所は固定カメラと組み合わせて補完する運用が安心です。

④光学ズームとデジタルズームの違いを理解する PTZカメラのズームには光学ズームとデジタルズームがあります。光学ズームは画質を劣化させずにズームできますが、デジタルズームは拡大するほど映像が荒くなります。遠方の対象をしっかり記録したい場合は、光学ズーム倍率を確認して選ぶようにしましょう。

固定カメラとPTZカメラ、どう使い分ける?

PTZカメラは万能に見えますが、固定カメラのほうが向いている場面もあります。

たとえばレジ前や入口など、「常に同じ場所を確実に記録しておきたい」という用途には固定カメラのほうが適しています。PTZカメラは他の方向を向いている間、その場所を記録できないからです。

現場によっては、出入口や重要箇所に固定カメラを置きつつ、広いエリアの見回りにPTZカメラを1台追加するという組み合わせが効果的です。カメラの台数を抑えながら、カバーエリアを広げることができます。

まとめ

PTZカメラは広いエリアを少ない台数でカバーできる、非常に便利なカメラです。ただしその特性上、常時記録には向いておらず、固定カメラと組み合わせて使うのが現場では一般的です。

  • 広い屋外スペース・工場・商業施設などで威力を発揮する
  • プリセット・ツアー・スキャン機能を活用すると運用が楽になる
  • 常時稼働させるなら業務用の高耐久モデルを選ぶ
  • ホームポジションの設定を忘れずに
  • 重要箇所は固定カメラと組み合わせて運用するのが安心

設置場所や運用スタイルに合わせてカメラを選ぶことが、防犯効果を最大限に引き出すポイントです。どんなカメラが自分の現場に合っているか迷ったときは、お気軽にご相談ください。

ワイズセキュリティでは、防犯カメラのオンラインストアを開設しています。最新スペックの防犯カメラを順次ラインナップしており、全製品1年保証付きです。設置場所や用途に合ったカメラ選びについてのご相談も承っていますので、お気軽にどうぞ。