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川口市の防犯カメラ設置費補助金|町会・自治会向け制度の申請書類と管理規程

川口市では、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を目的として、町会・自治会が行う防犯カメラの設置に対して補助を実施しています。

市の案内では「※個人宅への助成はございません」と明記されており、対象は地域団体に限られます。

この記事では、制度の概要と、申請にあたって準備すべき書類を整理します。なお、内容や受付期間は変更される場合がありますので、実際に申請される際は必ず川口市の公式ページかくらし安全課でご確認ください(本記事は2026年8月時点の情報です)。

どんな団体が対象になるの?

対象となるのは、町会・自治会です。

犯罪抑止に有効な防犯カメラの設置に対して助成される制度で、個人宅への助成はありません。この点は市の案内でも繰り返し強調されています。

補助率や上限額といった詳細については、市が公開しているリーフレットや交付要綱で確認する必要があります。申請を検討する段階で、まずこれらの資料に目を通しておくことをおすすめします。

引用元:https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01040/020/20/2494.html(川口市「防犯カメラ設置費補助金のご案内」)

申請に必要な書類

川口市では、必要書類が明確に示されています。交付申請時に添付する書類は次のとおりです。

防犯カメラ設置計画書——どこに、どのような目的で設置するかを記した書類です。様式と記入例の両方が公開されています。

設置場所の位置図——地図上に設置箇所を示します。

防犯カメラの仕様書——設置する機器の性能がわかる資料です。

見積書の写し——費用の内訳を示すものです。

防犯カメラ管理規程——運用のルールを定めた文書です。ひな型が公開されています。

設置承諾書または当該占用許可書の写し——設置場所の所有者から許可を得たことを示す書類です。承諾書の様式も公開されています。

現況の写真——設置前の状況を記録したものです。

これらのうち、設置計画書、管理規程、設置承諾書については様式やひな型が用意されていますので、ゼロから作成する必要はありません。

申請書類の準備については、こちらの記事も参考になります。 → 防犯カメラ補助金の申請書類、何をどう揃える?|自治会役員のための準備ガイド

管理規程のひな型を活用する

申請書類のなかで、多くの団体が作成に手間取るのが管理規程です。

川口市では管理規程のひな型がWordとPDFの両形式で公開されています。これを使えば、自分たちの状況に合わせて記入するだけで規程を作成できます。

管理規程に盛り込むべき内容としては、一般に次のような事項が挙げられます。

管理責任者の選任——誰が責任を持って管理するのかを明確にします。町会・自治会のように役員が交代する組織では、個人名ではなく役職で定めておくことをおすすめします。「防犯部長が管理責任者を務める」という形にしておけば、交代とともに自然に引き継がれます。

映像の閲覧ルール——誰が、どのような場合に、どのような手続きを経て映像を確認できるのか。閲覧記録を残す運用が望ましいでしょう。

保存期間——必要以上に長期間保存することは適切ではないとされています。1か月程度を目安とする例が多く見られます。

第三者への提供——警察から照会があった場合の対応、住民から開示を求められた場合の対応。判断基準を事前に決めておけば、実際の場面で迷いません。

映像の保存期間については、こちらの記事で詳しく解説しています。 → 防犯カメラの映像、どれくらい保存すべき?|自治体ガイドラインが定める期間と実務の考え方

設置基準の確認を

川口市では、**「川口市防犯カメラの設置及び運用に関する基準」**が公開されています。

補助金を使うかどうかにかかわらず、市内で防犯カメラを設置・運用する際の基準となるものです。申請前に一読しておくことで、必要な準備が見えてきます。

こうした基準には一般に、プライバシーへの配慮、設置の表示、映像の適正管理——といった事項が定められています。管理規程を作成する際の指針にもなりますので、ひな型と併せて確認しておくとよいでしょう。

完了報告で求められるもの

設置が完了した後は、実績報告書を提出します。添付書類として、領収書の写し完了写真が求められます。

ここで注目したいのが、完了写真について「設置した町会・自治会名表示を含む」とされている点です。

つまり、どの団体が設置したカメラかを示す表示が必要ということです。「〇〇町会 防犯カメラ作動中」といった表示板を設置し、それが写った写真を提出することになります。

この表示には複数の意味があります。設置主体を明示することで、責任の所在が明らかになります。撮影されている人にとっても、問い合わせ先がわかる状態になります。

そして、抑止効果を高める役割もあります。地域が主体的に防犯に取り組んでいることを示すメッセージになるからです。

設置場所の承諾を得る

申請書類のひとつに設置承諾書があることからわかるとおり、設置場所の所有者の許可は必須です。

電柱に共架する場合は、電力会社や通信会社との手続きになります。共架料が発生することもあり、申請から許可まで一定の期間を要します。

建物の壁面を借りる場合は、所有者との交渉が必要です。個人宅から借りる場合、後々のトラブルを避けるため、書面で合意しておくことをおすすめします。設置期間、電気料金の負担、撤去時の対応——これらを明記しておくと安心です。

道路に建柱する場合は、道路占用許可の申請が必要になります。川口市の必要書類にも「当該占用許可書の写し」という記載がありますので、該当する場合は別途手続きが必要です。

この手続きには時間がかかりますので、自立柱の建設を計画している場合は特に早めの着手が必要です。

設置場所をどう決めるか

書類の準備と並行して、設置場所の検討も進める必要があります。

警察への相談が最も有効です。地域のどこで何が起きているかという情報は、町会・自治会が独自に集められるものではありません。所轄の警察署の生活安全課で相談を受け付けています。

人の流れが集まる地点を選ぶという考え方もあります。地域への出入り口になっている交差点や、複数の道が合流する場所であれば、少ない台数で多くの動線をカバーできます。

死角になりやすい場所も検討対象です。街灯が届かない区間、人通りが途切れる場所——実際に夜間歩いてみると、昼間とは違う印象になるはずです。

そして、設置の高さと角度が映像の実用性を大きく左右します。高い位置から真下を向けたカメラでは頭頂部しか映らず、人物の識別ができません。設置計画書を作成する段階で、施工業者と具体的に詰めておくことをおすすめします。

設置角度と画質の関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。 → 防犯カメラを設置したのに「証拠にならなかった」——よくある理由と対策を解説

問い合わせ先は?

制度についての問い合わせ先は、危機管理部くらし安全課防犯対策係です。川口市青木の第一本庁舎5階に窓口があります。

電話受付は平日8時30分から17時15分まで。メールでの問い合わせフォームも用意されています。

まずは、要件や補助額について確認するところから始めてみてください。リーフレットや交付要綱も公開されていますので、そちらも併せて確認しておくとよいでしょう。

まとめ

川口市の防犯カメラ設置費補助金は、町会・自治会を対象とする制度です。個人宅は対象外である点は、あらかじめ押さえておく必要があります。

申請にあたっては、設置計画書、位置図、仕様書、見積書、管理規程、設置承諾書、現況写真——といった書類が求められます。ただし、計画書・管理規程・承諾書については様式やひな型が公開されていますので、それを活用すれば負担は軽減されます。

完了報告では、町会・自治会名の表示を含む写真が必要です。設置の際は、表示板の準備も忘れないようにしてください。

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