今では主流となったワイヤレス防犯カメラですが、使う場合には注意が必要です。防犯カメラはセキュリティ機器になりますので、使用方法を間違えてしまうと、録画できていなかったり、コマ落ちなど発生する可能性がありますので、そうした場合には設置する際に注意が必要です。今回はそんなワイヤレス防犯カメラの使用に関する注意点と、種類について解説いたします。
ワイヤレス防犯カメラとは
まずはワイヤレス防犯カメラについて解説いたします。ワイヤレス防犯カメラとは、カメラが無線電波を発しており、ルーターと通信することで、スマートフォンなどで接続可能な防犯カメラです。ワイヤレスの電波は2.4GhzのWIFI通信を使用しており、自宅で使用しているWIFIルーターと接続が可能な防犯カメラでです。
2.4Ghz帯は広範囲をカバーできる電波ですが、電子レンジにも使用されていることもあり、電波干渉の影響を受けやすく、運用には注意が必要ですが、最近では5Ghzに対応したワイヤレス防犯カメラも登場しており、より電波干渉も少なく使える防犯カメラも登場しました。
NVR付きワイヤレス防犯カメラ
ワイヤレス防犯カメラにはNVRと呼ばれるハードディスクを搭載したレコーダーに接続できるタイプがあります。このタイプはカメラとNVRの間でワイヤレス通信をするためインターネット環境が必要なく、録画だけしておきたいという場合におすすめのワイヤレス防犯カメラです。
NVRのメリットは大容量HDDに録画データを保存しておくころができますので、常時録画で保存しておくことができますので、人感センサーによる録画と比べて取り逃しがないという点がメリットになります。
電源工事の必要性
ワイヤレス防犯カメラは有線ケーブルでの配線が必要ではありませんが、電源工事は必要になりますので注意が必要です。電源工事もワイヤレスであれば、別のバッテリーカメラにする必要があります。バッテリーカメラは以前、別の記事にまとめましたので、そちらをご覧ください。
電源工事をする際の注意点としては、配線ケーブルが見えないように隠ぺいすることが重要です。例えば天井裏に配線を隠す、配管にケーブルを収納するなどすることによって、侵入者にケーブルを切断されるリスクを低減することが重要です。
電波が悪い時の対処法
ワイヤレス防犯カメラの電波が悪い時にはどのような対処法があるのでしょうか?電波は目に見えませんので、場所によっていい場所、悪い場所がありますし、雨が降れば電波環境は悪くなります。そのため根本的な解決方法はありません。スマホは繋がるけど、防犯カメラは繋がらないこともあります。スマホの通信にクラねて防犯カメラは大容量のデータを電波で飛ばしているため、それだけ電波が届きにくく、電波干渉も起きやすいといえます。
そんなワイヤレス防犯カメラなので、一番効果的なのは設置場所を変えることです。設置場所を変えることで電波状況は改善する可能性があります。中継機能付きのワイヤレス防犯カメラであればカメラを中継して電波を延長することができますので、電波状況が悪い時に改善する可能性もあります。
鉄筋コンクリートにご注意
もし鉄筋コンクリート造の建物にワイヤレス防犯カメラを設置する場合、注意が必要です。基本的には木造のみになりますので、鉄筋コンクリートでワイヤレスは使えないので注意が必要です。仕様書などで見通し150メートルなど書いてあっても、実際は壁があるだけで電波が減衰しますので、大体、木造建築で15メートルほどになります。購入前にデモ機などで試してからの使用をおすすめします