防犯カメラの常時録画とは？動体検知録画の違いや特徴について解説します

防犯カメラはカメラで撮影した映像をDVRに保存したり、カメラにマイクロSDカードを挿して保存したりしますが保存の仕方はカメラの種類によって異なります。今回は防犯カメラによって異なる録画方法の違いとメリットデメリットまた注意点について解説していきます。

常時録画と動体検知録画の違い

まず防犯カメラの常時録画と動体検知録画の違いについて解説します。常時録画とはその名の通りカメラの映像を常に録画しています。常時録画のいいところは、カメラが動いている限り、取り逃しはないという点です。録画容量はかなり膨大になりますのでHDDに録画されることが多く費用も掛かります。しかし防犯カメラでは撮れていなかったということは大問題ですので、確実に録画映像を残しておきたい場合は常時録画がおすすめです。

動体検知録画とは映像に動きがあった場合のみ録画する方法です。動きがない場合は録画しませんので、録画容量を節約することができます。ハードディスクだけではなく低容量のＳＤカードに録画できることから普及が進んでいます。最近ではAIを使った動体検知も主流になっており、映像の中から人や車両のみを検知して録画することで誤検知を減らすことができるようになりました。またエリアの指定や感度の調整も可能なので、現場に合わせた設定に変更することができます。

2つの録画方法を同時に利用

常時録画と動体検知録画は別々の録画方法でありますが、両方の録画モードを同時に利用することが可能です。例えば常時録画で録画データを残しておきながら、画面に動きがあった場合に動きがある場所のみ分かるように表示させることで、動きがあった時間が一目で分かるようになっています。常時録画と動体検知のいいところを使えますのでおすすめです。

動体検知録画にはプレレコードとポストレコードと呼ばれる考え方があります。動きがあった瞬間から録画すると最初のコマが録画出来ていないことがあります。そのため動きがあった瞬間より数秒前から録画することをプレレコーディング、動きがなくなった後に録画を残すことをポストレコーディングと呼びます。

人感センサーによる動体検知録画

バッテリーカメラは熱感知センサーによる動体検知録画を利用するのが一般的です。人感センサーとは、人の動きや存在を検知するセンサーの総称です。主に、赤外線や超音波、光、音などを利用して、人の動きや体温を感知し、それに応じて機器を制御します。例えば、照明器具の自動点灯・消灯、自動ドアの開閉、防犯設備の作動などに利用されています。

バッテリーカメラは少ない電力で録画をする必要があるため、人感センサーで人など熱のあるものを検知して時のみ録画をします。通常時は低消費電力モードになり人感センサーのみ起動しており、人が通るとカメラが起動して録画を開始します。そのため起動している時間は録画が撮れていないという事が多く発生しておりました。そこで登場したのがAOV機能です

AOV機能とは

聞きなれない言葉ですがAOV機能という録画機能があります。AOV機能とは人の動きがない時は１FPS程度の静止画を保存しておき、動きがあった時に通常のフレームレートで撮影することによって、常時録画が可能になりました。１FPSでも撮れていれば取り逃しなくしっかりと録画データを残しておくことができます。

録画日数を伸ばす方法

録画日数を伸ばす方法としてはハードディスクやマイクロSDカードの容量を増やすことで録画データの日数を伸ばすことができます。しかし容量を大きくすることで、金額も上がりますのでできれば容量を変えずに録画を長く保存しておきたいと思いますがその方法をご紹介いたします。録画日数に影響が出るのは、カメラの画質です。画質が良ければ良いほど、録画日数は短くなりますので録画日数を調整することで、録画日数を伸ばすことができます。一つは解像度です。

解像度は200万画素より500万画素の方が高画質ですが、容量もより多く必要になります。またビットレートも大きく影響していきます。ビットレートとは1秒間の録画データの容量を表記しておりBPSで表されます。数値を小さくしすぎると解像度は200万画素でも荒い画像になってしまいますので調整は必要になってきます。

常時録画と動体検知はどっちがおすすめ

どちらもおすすめですが、やはり大事なのは常時録画で保存しておく方がおすすめです。防犯カメラは万が一の際に録画が撮れていることがとても重要になりますが、動体検知は誤検知もありますので撮れていないなんてこともありますが、撮れていない場合は防犯カメラを設置した意味がありませんので、常時録画で確実に録画を残しておくことをおすすめいたします。当店の防犯カメラは常時録画に対応しております。どのような録画データを保存したいのか、録画が撮れる日数など不明な点があればぜひお問い合わせください

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