防犯カメラに映像ノイズが乗っているという話しはよく問い合わせをいただきますが、防犯カメラのノイズリダクション機能を使えば、改善される可能性もあります。今回はそんなノイズリダクション機能について解説いたします。
防犯カメラのノイズが発生する理由
防犯カメラの映像にノイズが発生するには様々な理由があります。例えば防犯カメラのケーブルが劣化することによってノイズが発生します。中期間に渡り使用されているケーブルは断線が発生しノイズが発生します。またカメラやレコーダーの近く、またケーブルの周辺に強い電磁波を発生する装置があるだけでもノイズが発生します。例えば高圧線や高電圧の工作機がおいてある工場や、太陽光発電施設などでは電磁波によるノイズの影響を受けやすくなります。
ノイズの種類
ノイズの種類には様々な種類のノイズがありますが、テレビの砂あらしのようなノイズやホワイトノイズなど、映像が荒く見えるようなノイズがあります。そのようなノイズの場合、ケーブルの劣化や機器の故障の可能性もありますが、フリッカの場合は別の要因になります。フリッカとは映像に縞模様のようなノイズが入る現象です。
蛍光灯や電球などの照明は目で見てる分には分かりませんが実は点滅しています。東日本と西日本で50ヘルツと60ヘルツで違いがありますが、1秒間で50回から60回点滅しています。防犯カメラはシャッターを切っている動画にしているのでそのタイミングがずれて映像にノイズが発生する現象をフリッカと呼びます。フリッカの場合はフリッカレス機能の付いている防犯カメラにすることで改善します。
デジタルノイズリダクションとは
防犯カメラにはノイズリダクション機能が付いていることが一般的です。仕様書などではDNRと表記さえています。デジタルノイズリダクションとは映像信号の中に、不要な信号が混じることによって映像ノイズが発生します。この発生した映像ノイズをデジタル信号処理をしてノイズを除去する機能がデジタルノイズリダクション機能です。
2DNR
2NDRとは静止画に対してノイズ処理を行います。動きのあるもののノイズ除去するのに向いています。
3DNR
3DNRとは動画として連続するデータの差分に対してノイズ処理を行います。動きのある映像はモーションブラーと呼ばれる残像が発生しますので、静止画のノイズ処理に向いています。
デジタルノイズリダクションが必要な理由
デジタルノイズリダクションとは映像ノイズを低減する以上に色々なメリットがあります。その一つがノイズを低減させることで映像データの圧縮につながるため、システムへの負荷を減らすことができるのと同時にストレージの容量を効率よく使うことでより長く録画データを保存できるようになります。夜間の映像データはノイズが入りやすいので、ただでさえ夜間は画質のよくないデータになっています。ノイズリダクションがあることによって、夜間の映像監視の品質も向上します
おわりに
デジタルノイズリダクションが付いている防犯カメラであれば、様々なメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。ほどんどの防犯カメラには機能が付いていますが、付いていない場合もありますのでぜひデジタルノイズリダクション付きの防犯カメラを選ぶようにしましょう。
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