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「うちは大丈夫」が一番危ない。最新データで見る空き巣の手口と、防犯カメラが果たす役割

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「うちの周りは静かな住宅街だから」「マンションだからオートロックで安心」——そう思っている方ほど、実は狙われやすいと聞いたら驚くでしょうか。

警察庁の統計によると、2023年の侵入窃盗認知件数は前年比で約21%増加に転じています。20年以上続いた減少傾向が突如として反転したのです。この数字を見たとき、他人事ではないと感じた人も多いはずです。今回は、最新データをもとに空き巣や侵入窃盗の「今の手口」を整理して、防犯カメラがどう役立つのかについて率直にお伝えしようと思います。


「留守を狙う」は過去の話?在宅中も3割が被害に

侵入窃盗というと、家人が出かけている隙を狙う「空き巣」をイメージしがちです。実際、空き巣は全体の約6割を占めている最多の手口です。ただし、残りの約3割は家人が在宅中に発生していることはあまり知られていません。

在宅中の手口には2種類あります。ひとつは「忍び込み」——家人が就寝した深夜以降に侵入するもの。もうひとつは「居空き」——家人が在宅しながらも別の部屋にいる隙を突くものです。居空きで特に狙われやすいのは、家族全員がリビングに集まって食事をしているとき、あるいは洗濯物を干しに庭やベランダに出ているタイミングだと言われています。

「家にいるから大丈夫」という思い込みが、実は一番の死角になっているわけです。


侵入手口の約半数は「鍵を開けなくても入れた」

侵入の手段を見ると、さらに驚かされます。

警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」によると、侵入手段でもっとも多かったのは「無締り(鍵の閉め忘れ)」で、全体の約**48%を占めました。次いで「ガラス破り」が約30%**です。ピッキングやサムターン回しといった特殊な施錠開けは8%台にとどまっています。

つまり、侵入犯の多くは特別な道具も技術も使わず、ただ「開いている」ところから入っているだけです。

引用元:https://www.npa.go.jp/(警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」)

ゴミ出しのわずかな時間、コンビニへの10分の外出、洗濯物を取り込む一瞬——「すぐ戻るから」という油断が、そのまま被害につながっています。施錠のハードルが高いと感じている方は、スマートロックや補助鍵の導入も検討してみてください。


狙われる場所は「窓」と「玄関」に集中している

侵入口のデータを見ると、一戸建て住宅では窓からの侵入が過半数を占めています。共同住宅(マンション・アパート)では玄関などの表出入口からが多く、特に4階建て以上の物件では玄関からの侵入が6割を超えます。

「うちはマンションだから窓は大丈夫」でも「オートロックだから玄関は安心」でもない。住居形態ごとに侵入されやすいポイントが異なるだけで、どこも万全ではないということです。

一戸建ての場合、道路から見えにくい裏手や側面の窓が特に狙われやすいと言われています。植栽や塀で外から見えにくくなっているほど、侵入者にとっては好都合な環境になってしまいます。


「5分で諦める」——時間を稼ぐことが防犯の核心

犯罪者心理の研究では、侵入に5分以上かかると約70%が諦め、10分以上かかるとほとんどが撤退すると報告されています。つまり、防犯対策の本質は「侵入を完全に防ぐ」ではなく、侵入に時間と手間をかけさせることにあります。

この観点から防犯カメラの役割を考えると、単に「録画する道具」以上の意味があることがわかります。

① 心理的な抑止力として機能する

防犯カメラは、存在を認識させること自体に大きな効果があります。下見に来た侵入者が「カメラがある=リスクが高い」と判断して標的を変える——この抑止効果は、映像を録画する機能とは別の、目に見えにくい価値です。実際に防犯設備のある家とない家では、ない家が圧倒的に狙われやすいことが現場での経験からも明らかです。

② 不在を悟られないための「見せ方」にも注意が必要

郵便物が溜まっている、カーテンが数日間動いていない、庭の手入れが行き届いていない——こうした「留守のサイン」を外から見えないようにすることも、防犯では非常に重要です。スマートフォンと連携できる防犯カメラであれば、外出先からリアルタイムで自宅の様子を確認でき、宅配業者の訪問対応なども遠隔でおこなえます。「在宅感」を演出できることも、現代の防犯カメラの強みのひとつです。

③ 証拠として機能し、再犯を防ぐ

残念ながら一度被害に遭った住宅は、再犯のターゲットになりやすいと言われています。「前回入れた」という情報が共有されるためです。鮮明な映像が残っていれば捜査の手がかりになるだけでなく、「この家には証拠が残る」というプレッシャーにもなります。


設置場所は「見えやすさ」と「死角のなさ」のバランスで

防犯カメラをどこに設置するか、という点でよくあるご相談が「目立たせた方がいいのか、隠した方がいいのか」という問題です。

正直に言うと、見えていた方が抑止力は高いです。ただし、死角だらけの配置では実際の犯行時に役立たないため、抑止と録画の両立が理想です。玄関・勝手口・駐車スペースの3点を基本として、一戸建てであれば裏手の窓周辺にも1台追加するのが効果的です。

また、侵入犯は下見をするという話を先述しましたが、その際に「カメラの角度や死角」を確認することもあります。「設置しているように見える」だけではなく、実際にカバーできている範囲を意識した配置が大切です。


まとめ:「鍵をかけて」「カメラを置く」、それだけで違う

今回お伝えしたかったことは、空き巣や侵入窃盗の手口は思いのほかシンプルだということです。

特殊な技術を使わず、鍵が開いていれば入る。カメラがなければ下見をして入る。逆に言えば、施錠を徹底してカメラを設置するだけで、大半の被害リスクを下げることができます。

難しい話ではなく、「今日からできること」が防犯の出発点です。まず自宅の窓と玄関の施錠状況を見直して、次に死角になっている場所を確認してみてください。その上で、防犯カメラの配置を検討するとより具体的な対策が見えてきます。

何か気になることがあればお気軽にご相談ください。


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