「元カレがしつこく連絡してくる」「職場の男性がなんとなく気持ち悪い」「帰り道で誰かに尾けられている気がする」——そんな不安を感じたことのある女性は、決して少なくないと思います。
警察庁のまとめによると、2024年のストーカー規制法違反の検挙件数は1,341件と過去最多を更新し、相談件数も年間1万9,567件と高水準が続いています。被害者の約8割は女性で、加害者との関係は元交際相手が最も多いというデータがあります。
「まだそんなにひどくないから」と様子を見ているうちに、事態が悪化するケースも少なくありません。今回は、しつこい男性への対策として、防犯カメラがどんな役割を果たせるのかを考えてみます。
しつこい男の何が問題なのか?
「ただしつこいだけで、悪い人じゃないから…」と思いがちですが、ストーカー加害者の多くは自分が悪いことをしているという自覚がないとされています。本人にとっては「好意の表現」や「心配からの行動」のつもりでも、受け手には深刻な恐怖や生活障害を引き起こします。
相手が応じないとわかると、行動がエスカレートしていくリスクがあります。連絡が増える、待ち伏せが始まる、嫌がらせが始まる——段階を踏んで悪化するケースが多く、初期段階から動くことがとても重要です。
証拠がないと警察は動けない、というリアル
ストーカー被害を警察に相談しても、証拠がなければなかなか動いてもらえないのが現状です。「付きまとわれている」「怖い」という申告だけでは、具体的な措置につながりにくいことがあります。
法的な対処には証拠が必要です。同一人物が繰り返し接近している映像、自宅前での待ち伏せの記録、不審な行動の時刻と場所——こうした客観的な記録があって初めて、警察も弁護士も動きやすくなります。
防犯カメラはどんな役に立つのか?
抑止効果
防犯カメラが設置されているとわかれば、しつこい男性が「撮影されている」という意識を持ちます。自分の行動が記録されると知れば、接近や待ち伏せを思いとどまる可能性があります。これを「威嚇効果」と呼びます。ストーカー加害者は自覚がないゆえに行動が続きやすいですが、外部からの客観的な制約が加わることで行動を変えることがあります。
証拠の記録
万が一被害が繰り返された場合、防犯カメラ映像は警察への提出資料として有効に機能します。顔や服装、時刻と場所が記録された映像は、被害の実態を示す強力な証拠になります。
帰宅前の確認
スマートフォンと連携できるカメラであれば、自宅に近づく前に玄関周辺の状況を確認できます。「家の前に誰かいないか」を外から確認できることは、精神的な安心感につながります。
どこにカメラを設置すると効果的か?
玄関・ポスト付近
最も基本的な設置場所です。ポストへの不審物の投函、インターフォンを使った接触、玄関前での待ち伏せなどを記録できます。
ベランダ・窓の外
2階以下の住まいでは、ベランダや窓付近への不審な接近も警戒が必要です。室内を外から観察しようとする行動も、この位置のカメラで記録できます。
駐車場・自転車置き場
車や自転車にGPS機器を取り付けられる事例もあります。駐車スペースや自転車に近づく人物を記録できる場所にカメラがあると、そうした被害への対応にもなります。
マンション・アパートでも設置できる?
賃貸住まいの場合、カメラ設置を諦めてしまう方も多いですが、ストーカー被害を受けている場合には話が異なります。
ストーカー規制法の規定により、賃貸物件でもストーカー被害を受けている入居者の防犯対策を支援することが定められています。大家や管理会社に被害状況を伝えた上で相談すると、共用エントランスや廊下などへの設置協力が得られる場合があります。また、工事不要のワイヤレスカメラであれば個人でも設置しやすく、退去時にも跡が残りにくいです。
カメラ以外の対策と組み合わせること
防犯カメラは「対策の一つ」であり、単体で完結するものではありません。
鍵を確認する、施錠を徹底する、信頼できる人に状況を共有しておく、警察に早めに相談する——こういった日常的な行動と組み合わせることで、カメラの効果も活きてきます。複数の対策が重なることで、「この家はしっかり防犯対策をしている」という印象を与えることが大切です。
また、一人で抱え込まないことが重要です。不安を感じたら、最寄りの警察署や警察相談専用電話(#9110)に早めに相談することを勧めます。被害の記録が積み重なるほど、警察も対応しやすくなります。
まとめ
しつこい男への対策として、防犯カメラは「威嚇」「証拠保全」「遠隔確認」の三つの面で有効に機能します。相談件数が2万件近く高止まりしている現状を見ると、他人事ではないと感じます。「なんとなく気になる」という段階で早めに対策しておくことが、深刻な被害を防ぐ第一歩になります。
ワイズセキュリティでは、防犯カメラのオンラインストアを開設しています。最新スペックの防犯カメラを順次ラインナップしており、全製品1年保証付きです。設置場所や用途に合ったカメラ選びについてのご相談も承っていますので、お気軽にどうぞ。 ワイズセキュリティ オンラインストア
引用元:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/stalker/R6_STDVRP_CA_kouhoushiryou.pdf(警察庁 令和6年ストーカー事案の対応状況) 引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060500369&g=soc(時事ドットコム ストーカー検挙2024年過去最多) 引用元:https://www.arucom.ne.jp/security_column/useful_column/stalker.html(アルコム ストーカーと防犯カメラ) 引用元:https://ip-soken.com/security-column/stalker-measures(セキュリティ総研 ストーカーから身を守る) 引用元:https://www.elecom.co.jp/solution/column/00159/(ELECOM ストーカー対策として監視カメラを活用する効果と設置方法
防犯カメラの映像がぼやける、映らない時の対処法
防犯カメラをDIYで設置する方法と場所などの注意点
防犯カメラでYouTubeライブ配信する方法
警察に防犯カメラ映像を見せるのは義務なのか?
防犯カメラはハッキングされる!?その手口と対処法を解説