お盆や年末年始の帰省、長期の旅行や出張など、自宅を数日以上空けるタイミングは、空き巣にとって絶好の機会となります。警察庁のデータによれば、住宅への侵入窃盗は長期不在が重なる連休前後に増加する傾向があります。「鍵さえかけておけば大丈夫」と思いがちですが、空き巣はさまざまな手口で「留守かどうか」を見極めています。本記事では、帰省・長期不在時に実践すべき防犯対策を、出発前・不在中・帰宅後に分けて詳しく解説します。
なぜ長期不在時は空き巣に狙われやすいのか
空き巣が「留守」を見抜く手口
空き巣は無計画に侵入するわけではありません。事前に対象の家を下見し、留守であることを確認してから行動に移します。以下のような状況が「留守のサイン」として悪用されます。
- 郵便受けに郵便物や広告チラシが溜まっている
- 電灯がずっとついていない・カーテンが閉まったまま
- SNSへの旅行・帰省投稿
- 新聞が取り込まれずに残っている
- 駐車場の車がずっとない
こうした「不在のサイン」をできる限り消すことが、長期不在時の防犯の第一歩です。
出発前にやっておくべき防犯対策
1. 施錠の徹底確認
出発前に、以下の箇所すべての施錠を確認しましょう。
- 玄関ドア(本錠+補助錠)
- 勝手口・裏口
- 全ての窓(1階・2階含む)
- ベランダの掃き出し窓
- 車庫・物置の扉
特に窓は「少し開けておいたほうが換気になる」と思われがちですが、長期不在時は必ず完全に施錠してください。補助錠やクレセント錠へのピン錠追加も有効です。
2. 郵便物・新聞の配達停止または転送手続き
郵便物が溜まることは、不在を知らせる最大のサインのひとつです。
- 郵便局の「不在届」:最長30日間、郵便物の配達を止めることができます
- 新聞の一時停止:購読している新聞社に連絡して配達を止めましょう
- 宅配便の配達日時指定:帰宅後に受け取れるよう日時を調整する
3. タイマーコンセント・スマート照明の活用
電灯がまったくつかない家は、一目で「留守」とわかります。タイマーコンセントやスマート照明を活用して、在宅しているように見せる「擬似在宅」を演出しましょう。
- リビングや玄関の電灯を夕方〜夜間にランダムで点灯させる
- テレビの電源をタイマーで入れる(人の気配を演出)
- スマートフォンから遠隔操作できるスマート照明は利便性が高い
4. カーテン・ブラインドの状態を整える
- 完全に閉めたままにせず、普段の状態に近い形にする(薄手のレースカーテンを閉めた状態など)
- 室内の高価な家電や貴重品が外から見えないよう配慮する
5. SNSへの投稿を控える
「〇〇へ帰省します」「旅行に行ってきます」といった投稿は、不在を広く知らせることになります。旅行中の写真や位置情報の投稿も、帰宅後にまとめて行うようにしましょう。
不在中の防犯を強化する設備・サービス
防犯カメラの設置
防犯カメラは、長期不在時に特に効果を発揮します。近年はスマートフォンと連携したネットワークカメラが普及しており、外出先からリアルタイムで自宅の様子を確認できます。
- 録画機能付き:万が一侵入された際の証拠映像を残せる
- 動体検知通知:不審な動きを検知した際にスマートフォンへ通知が届く
- 威嚇効果:カメラの存在自体が侵入抑止になる
玄関・駐車場・裏口など、侵入リスクが高い場所を中心に設置することをおすすめします。
センサーライトの設置
夜間に人が近づくと自動で点灯するセンサーライトは、不審者に「気づかれた」という心理的プレッシャーを与えます。防犯カメラと組み合わせることで、夜間の映像も鮮明に記録できます。
ホームセキュリティサービスの活用
長期不在が多い家庭には、警備会社のホームセキュリティサービスも有効な選択肢です。センサーが異常を検知した際に警備員が駆けつけるサービスは、遠方への帰省時にも安心感をもたらします。
信頼できる人に見回りを依頼する
ご近所の方や信頼できる知人に、不在中の見回りを依頼することも有効です。郵便受けの確認や、電灯のタイマーが正常に作動しているかの確認をお願いできると安心です。
帰宅後に確認すべきこと
長期不在から戻ったら、すぐに以下を確認しましょう。
- 玄関・窓・施錠部分に異常がないか(こじ開けの痕跡、傷など)
- 室内に不審な点がないか(物の位置がずれている、引き出しが開いているなど)
- 防犯カメラの録画データに不審な映像がないか
万が一、侵入の痕跡や盗難に気づいた場合は、すぐに警察へ通報してください。室内には入らず、現場を保全することが重要です。
長期不在前の防犯チェックリスト
| 対策項目 | 確認 |
|---|---|
| 玄関・裏口・窓すべての施錠 | □ |
| 郵便物・新聞の配達停止手続き | □ |
| タイマー照明・擬似在宅の設定 | □ |
| SNS投稿の自粛(帰宅後にまとめて投稿) | □ |
| 防犯カメラ・センサーライトの動作確認 | □ |
| 近隣への見回り依頼 | □ |
| 貴重品の保管場所の見直し | □ |
まとめ
帰省や長期旅行は楽しいひとときですが、その間の自宅の防犯は万全にしておきたいものです。「不在のサイン」を消し、施錠・照明・カメラなどの対策を組み合わせることで、空き巣に狙われにくい環境を整えることができます。出発前のチェックリストを習慣化し、安心して外出できる体制を整えましょう。
ワイズセキュリティでは、防犯カメラやセンサーライトの設置から、ご自宅全体の防犯診断まで、専門スタッフが丁寧にご対応しています。現場調査・お見積りは無料ですので、長期不在前の防犯強化をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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