防犯ブログ

最新のネットワークカメラ機能

こんにちは!ワイズセキュリティです。今回はネットワークカメラの最新機能について解説いたします。前回失敗しないカメラの選び方でも紹介いたしましたが、年々ネットワークカメラ性能は進化しています。

AI機能といっても実際にカメラでどんなことができるのが分からないかと思いますので、今回はネットワークカメラの最新機能について、少し掘り下げて解説いたします!それではどうぞよろしくお願いいたします。

最新のネットワークカメラ機能

顔認証システム(Face recognition)

メーカー名:HIKVISION

型番:(DS-AI―6)DS-2CD7A26G0-IZS

顔認証AIバレットネットワークカメラ

まずは顔検知と顔認識システムについてご説明いたします。顔検知は人の顔を検知します。人の顔の特異点、目、鼻、口、あごなどを学習データの中から参照し顔を検知する機能です。顔検知は顔を検知することはできますが、顔の違いを判断することはできません。

顔の違いを判断するには顔認証システムを利用します。顔認証は顔を検知するだけではなく、顔の特徴をAIアルゴリズムで抽出する必要があり、抽出したデータをベースに顔を認識します。

実際の現場の活用であれば入退室管理の際に顔認証システムを利用します。データベースの中に登録されている顔データと、実際にカメラで認識した顔を照合して顔認証します。最近ではJR東日本がひそかに顔認証カメラを駅構内に設置しており、犯人逮捕の際に活用されたというニュースが報じられました。日本の場合プライバシーの問題などもありますので、導入が難しいという現状がありますが、これからも顔認証カメラの導入は続くと考えられています。

ピープカウント(人数カウント)

メーカー名:VIVOTEK

型番:SC8131

98%の高精度の人数カウント機能を搭載したステレオカメラ

コロナで人の密集する建物や施設において、人の人数をカウントするカメラの導入が進んでいます。人数カウントカメラと呼ばれるネットワークカメラでカメラを通過して建物の中に入った人数と出た人数をカウントします。

例えば2000年に台湾で設立されたVIVOTEK社のピープルカウントカメラは業界でも有名なネットワークカメラです。このカメラのすごい点は人のみをカウントするためにカートやベビーカーを除外してカウントしたり、Uターンをカウントしない機能を搭載している点です。

他のカメラメーカーでも同様の人数カウントカメラはありますが、こういった細かい機能は人数カウント精度を高めるためにも重要なファクターになっています。

利用用途しましては店舗の来店者分析などで使われていた機能ですが、コロナが流行ってからは三密の回避、ソーシャルディスタンスの確保など需要は高まってきているという実感があります。

PTZ自動追尾機能

メーカー名:Panasonic

型番:WV-SW397NJ

次はPTZカメラについて解説いたします。アルファベットの順にP(パン)T(チルト)Z(ズーム)機能です。パンで左右に首振り、チルトで上下に首振り、ズームで引き寄りします。今までのPTZカメラは手動でレンズを動かしていましたが、自動追尾はその名の通り自動で被写体に向かってレンズが動きます。

特に人があまりいない資材置き場や工場などで真価を発揮します。今までは監視するためにカメラを何台も設置していたような現場でも自動追尾機能のついたカメラであれば一台でまかなえますので、とても効率的にシステムを構築します。最近ではペット見守りカメラなどの安価なカメラにも導入が進んでおりおすすめの機能になっています。

イチゴの収穫量の自動予測

花や実の画像を解析し、イチゴの生育状況を数値化する

https://canon.jp/corporate/brand-stories/episode02

ネットワークカメラとAIを活用した面白い取り組みとしては、大手家電メーカーのキヤノンが実践しているネットワークカメラとAIを活用したイチゴの収穫量を予測するAIなどもあります。こちらは実証実験レベルの話ですがカメラとAIは高い親和性をもっており今後も新しいソリューションを生み出す製品として日々、開発がされています。

ネットワークカメラの可能性は無限大

今回ご紹介したAI機能はほんの一部になっていますので、世の中にはもっとたくさんAIカメラが登場しています。新しい機能が登場すると価格も非常に高くなかなか一般では手に入らないようなイメージがありますが、コストも安くすぐに導入可能な製品も増えていってます。

これからのAIカメラの進化見逃せません!

今回も最後までご覧頂きありがとうございました。

防犯カメラに関して困ったことや気になることありましたお問い合わせフォームよりご連絡ください。それでまたお会いしましょう!