ワイズセキュリティの防犯ブログをご覧いただきありがとうございます。今回はこれから防犯カメラを設置しようか悩んでる方に防犯カメラを設置するメリットについて解説したいと思います。防犯カメラという名前の通り犯罪を未然に防ぐことはもちろん他にもたくさんメリットがありますので、この機会にぜひ知ってもらえれば幸いです。
防犯カメラを設置するメリット
犯罪抑止につながる
防犯カメラの名前の通り、防犯カメラを設置するだけで犯罪の抑止になります。空き巣の犯人はまず事前に現場の下見をします。その際に防犯カメラがついている物件に関しては犯行を躊躇すると言われています。つまり防犯カメラが付いていると犯罪の抑止効果が高まります。
ちなみに防犯砂利やセンサーライトを設置するなどすることによってさらに犯罪抑止効果が高まりますが一番効果が高いのは防犯カメラだとも言われています。
以前、痴漢が多発していると言われていた駅に自治体からの要請でカメラを設置した際に痴漢がゼロになったということがありました。まずは防犯カメラを設置するだけで犯罪の抑止効果につながります。
犯罪発生時の現場検証
ハードディスクレコーダーを使うことで実際の犯行現場を証拠に残せます。最近では何か事件があれば防犯カメラの映像が犯人逮捕につながったというニュースをよく見ますが、実際の犯行現場の映像から犯人の逃走経路まで割り出せるので、防犯カメラは警察の捜査にも役立ちます。
また防犯カメラを設置すると警察があいさつに来ます。警察も防犯カメラの重要性を理解しているので近隣で防犯カメラを設置している場所に訪れては見えている画角などをリスト化した防犯カメラマップを作成しています。
ハードディスクレコーダーはローカル録画用のハードディスクだけではなくSDカードタイプやクラウド録画タイプなどあります。用途に合わせて選べるようになっています。
従業員の内部不正監視
従業員の内部不正監視に活用できます。店舗バックヤードでの万引きやレジの売上金の抜き取りなど従業員による不正は後を絶ちません。これらの問題は従業員との関係が悪化するだけでなく会社のイメージダウンにつながり、顧客への信頼を裏切ってしまう可能性もありますので、防犯カメラを設置して未然に防ぐことが重要です。
またマイク付き防犯カメラを設置することでお客様との間でおきたやりとりを映像だけではなく、音声でも記録することでお客様とトラブルがあった際にも役立つようになっています。
AI機能を活用した従業員の不正防止ソリューションもあり、性能も日々進化しています。他の記事でも紹介させていただきましたが、転倒検知、暴力検知、万引き検知などの複雑な動きを学習させて検知するAIサービスも登場しています。これはクラウドサーバー内に人の動きを学習させたAI実装して検知させるのでかなり精度の高い不正の検知が可能になりました。
子供やお年寄り、ペットの見守り
認知症や介護を必要とする高齢者が増えている日本において、介護施設での防犯カメラの導入も増えています。特に介護施設では夜中に徘徊してしまい迷子になってしまったり、介護施設側もその対応に苦慮しています。
また共働き家庭では小学校の子供が一人で留守番していることも多くなりました。そのため子供の見守りとして防犯カメラが活用されています。
双方向通話機能がついている防犯カメラであればご自宅の子供と会話することもできますので安心して見守ることができます。異常音声を検知した場合にプッシュ通知やメールでお知らせしてくれる機能も付いていますので何か問題があった時でもすぐに気付けて安心です。
生産性の向上
最近では防犯用途以外での使用方法が注目されており、工場などの施設において生産性向上を目的として導入も進んでいます。
例えば工場のラインに設置することで現場作業員の動きなどオペレーションに問題がないか、製造工程において不良品が混じっていないかなどをカメラでチェックします。また実際にリコールがあった際に、該当するロットの部品に問題がなかったかなどを遡ってチェックすることによって生産性を向上します。
他にも介護施設においてスタッフの動きに無駄がないか、入居者の方に対して適切なサービスができているかなどをカメラで確認しサービス向上につなげるなどの事例も報告されています。
最近ではオンライン会議の需要も伸びていますので、防犯カメラを使ってシステムを作りたいといった要望もお聞きします。最新の防犯カメラはネット環境さえ整っていれば世界中どこからでも監視可能なので、ショールームをお持ちの方がオンライン化したいという要望もありました。
付帯価値として活用する
保険会社によっては防犯カメラの映像を提出しないと盗難保険が適用されない場合もあるので、その際に防犯カメラが活用できます。たしかに盗難保険を利用した詐欺は横行していますし、これから防犯カメラが浸透すればそういった保険金代理店は増えていくかもしれません。
また防犯カメラを設置して不動産を価値を高めるということもあるようです。マンションに防犯カメラが設定してあれば女性や学生などで一人暮らししていると方には安心です。
店舗においてはマーケティングへの活用も進んでいます。以前もご紹介したAIカメラによって来店者の数から年齢、性別を含めた属性を分析して次回の来店を促すきっかけを作ることにも活用されています。もはや防犯の垣根を超えたものになりつつあります。
防犯以外での使い方は以前、別の記事にまとめましたのでそちらもご覧ください。
メリットを活かすために注意すること
防犯カメラを設置するメリットを有効活用するために何点か注意する点があります。一つ目は防犯カメラをよく見える位置に設置するという点です。犯罪の抑止や従業員の不正抑止に使う場合は特に防犯カメラが目立つ位置にあることでその効果が発揮されます。
二つ目はプライバシーに注意するようにしましょう。公共の場で許可なく撮影することは肖像権の侵害に抵触する可能性もあります。罰則はないにしても不快であることに変わりはないと思いますのでプライバシーに触れてしまいそうな場合は特定の場所を見えなくするプライバシーマスク機能を活用しましょう。
最後に隠すべき機器は隠すようにしてください。レコーダーやモニターがすぐ分かる位置に置いておくと盗難にあったりする危険性もあります。カメラの配線もできる限り見えないように配線することで万が一の時でも安心してお使いいただけます。
デメリット
設置したときのデメリットについてもお答えします。昔は監視カメラが設置してあるのは少なくあまり見る機会もありませんでした。最近は防犯カメラを付けるのは当たりまえになってきているので以前のような悪いイメージもなくなってきました。
形状も小型で威圧感の少ないものや、かわいい見た目のカメラも登場してきていますので、時代の流れに防犯カメラがマッチしてきたように感じます。
日本は他国に比べてプライバシーの問題などありますが、先ほど解説しましたプライバシーマスク機能を付ければそこは解決しますし、自宅前の道路に面した玄関であれば映像に映っていた方が何かあった時に使えますので損はないと思います。
むしろ防犯カメラが付いていないほうがリスクという時代になってきたのかもしれません。
防犯カメラを付けることはメリットがいっぱい
ご覧いただいたように防犯カメラを付けるとメリットがたくさんあります。ひと昔前のような防犯カメラに対する悪いイメージはなくなってきており、一般家庭から自治体、企業まで導入は進んでいます。ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!それではまたよろしくお願いいたします。