防犯カメラを設置してみたものの、思ったほど録画データが撮れてなかった。そんな時に録画日数を伸ばす方法について解説します。防犯カメラは設置によって画質を下げる、コマ数を減らすことによって録画日数が変わりますので、もし録画日数が撮れてななくても設定を変えることで対応できます。
コマ数を少なくする
動画は静止画をパラパラ漫画のように見せることで動画にしています。1秒間に表示するコマ数をフレームレートと呼ばれており、コマ数が多いほど滑らかな動画になります。少ないとカクカクした動画になりますが。コマ数の量は録画日数に影響を与えます。
コマ数を減らすことで録画日数を伸ばすことができますが、あまり減らしすぎるとカクカクしすぎて大切な映像が撮れてなかった場合、防犯カメラの意味がありませんので、適切なコマ数に設定する必要があります。
防犯設備協会の推奨する最低コマ数は4コマと言われています。4コマあれば防犯目的での録画データに問題ありませんので、コマ数が多い場合は4コマにすることで録画日数を伸ばすことができます。
圧縮方式を変える
動画はそのままのデータでは容量が大きいため圧縮をする必要があります。圧縮方式の違いによってよりデータを小さくコンパクトにすることができます。
防犯カメラで従来から使われていた圧縮方式はH.264を採用していました。最新の圧縮方式はH.265(エイチドットニーロクゴ)が採用されており、防犯カメラが対応している場合、変更することで録画日数を伸ばすことができます。
H.264に比べて2倍の圧縮率になりますので、対応している場合は設定を入れるようにしましょう。
HDDを増設する
防犯カメラの録画データはHDDやSDカードに保存されています。HDDの増設ができるレコーダーであれば増設することで録画日数を伸ばすことができます。増設できるHDDの枚数はレコーダーにより異なりますので、最大増設枚数を確認するようにしましょう。
また映像に動きがある場合は、録画日数が短くなり動きがないと長く録画日数を残すことができます。もし想像より録画日数が短い場合は映像の動きが多い場所に設置している可能性もあります。
画質の設定を下げる
防犯カメラの映像はレコーダーに録画する際に画質を下げることができます。画質を下げすぎるとせっかく高画質のカメラを設置しても画質が劣化しますので、注意が必要です。
録画日数が伸ばせてもトラブルがあった際に録画データが見れなかったら意味がありません。最適な画質に設定するようにしてください。