防犯ブログ

防犯カメラの電源の取り方について、工事の方法についても解説

防犯カメラを使用する場合は、電源を取ることが必要になります。電源の取り方は様々で、現場で電気工事が必要になる場合がございますので、設置前にはしっかりと検討した上で購入するようにしましょう。今回は電源の取り方と防犯カメラの種類について解説いたします。

防犯カメラの配線工事について

防犯カメラを配線工事する際には何点か注意点があります。まず一つ目にセキュリティ機器になりますので、侵入者を防ぐことが目的になります。そのため、配線は基本的には隠ぺい配線と呼ばれる配線を隠すことになります。屋外での使用であれば、配管に線を入れたり、屋内であれば天井裏を配線する必要があります。

ACアダプター

防犯カメラの基本的な電源の取り方として、ACアダプターを使用する方法です。家電製品を使う際にコンセントから電源を取りますが、防犯カメラも家電製品と同じようにコンセントから電源を取ります。家電は簡単に電源が取れますが、防犯カメラの場合は注意が必要です。

先程説明したように隠ぺい配線をする必要がありますので、電源コンセントがないと、新しく電源工事をする必要がありますので、工事費用が割高になる可能性があります。カメラの台数が増えればそれだけ、電源工事が増えますのでそうした点を踏まえて検討する必要があります。

PoE電源

PoE電源とは、Power over Ethernetの略でLANケーブルで電源を取る仕組みです。ネットワークカメラで採用されている電源供給方法です。この方式であればLANケーブルで配線することが可能なので、別途電源工事の必要がありません。LANケーブルのネットワークカメラは、映像、音声、通信、電源を全て一本の配線で行うため、配線工事もとても簡単にできるとう特徴を持っています。

電源重畳方式

電源重畳方式とはPoC電源とも呼ばれておりPower over Coaxialの略になります。同軸ケーブルで電源を取る仕組みです。前述したPOE同様にケーブル一本で配線が可能になります。LANケーブルに比べて、同軸ケーブルの防犯カメラシステムは配線距離が伸ばせるというメリットがありますので、現場に合わせてシステムを選ぶことが重要です。

ソーラーバッテリー

電源をバッテリーから供給する方法です。電源が取れない現場において使われています。昼間はソーラーパネルで電源を供給しながら、夜間は内蔵されているバッテリーで電源を供給します。この方法は電源工事が必要ではないので、手軽にカメラが設置できる反面、現場の状況によっては、電源が切れてしまう可能性もありますので、運用には注意が必要です。またバッテリーが切れた後にソーラーで自動復旧できない防犯カメラもありますので、取り扱いには注意が必要です。

電源ノイズについて

ACアダプターを使用した場合、スイッチングノイズが発生します。これが現場環境によって強さがことな、音声マイクなどを通じて異音が発生しらりする場合があります。太陽光発電施設などでは、ノイズの影響で映像が乱れることなどあります。特殊な現場に防犯カメラを設置する場合はそれに適した電源工事をすることが、最適な映像監視環境を作る上でもとても重要になります

また100V以上の電源工事をする場合は電気工事士の資格が必要になります。不用意に工事をしてしまうと思わぬ事故の元になりますのでご注意ください。