今回は失敗しない防犯カメラの選び方についてブログで解説させて頂きます。防犯カメラ業界で10年以上携わってきた私としましては、必要もない機器を高額でリースを組まされた、安く工事してもらったもののすぐに壊れてしまいその後のメンテナンスもしてくれず困っているなどの話しを多く聞いてきました。
インターネットでは魅力的な安いカメラがたくさん溢れていますが、業者に頼むとコストも掛かってくるし違いは何なの?となる方にも役に立つ記事になれば幸いです!それではよろしくお願いいたします!
失敗しない防犯カメラの選び方
防犯カメラの役割
まずは一般的に言われている防犯カメラの役割について解説いたします。一つめの役割は「犯罪抑止」です。空き巣の犯人は基本的に犯行前に下調べをすると言われています。その際に家の外壁に防犯カメラが設置されているとまず犯行をあきらめると言われています。
二つめの役割は「証拠取り」です。録画機を利用して防犯カメラで撮った映像をHDDに保存して盗難にあった際に証拠映像として警察に提出します。そのため何かあった時にしっかりとバックアップを撮っておくために、高耐久のHDDを搭載している必要があります。
ワイヤレス防犯カメラのデメリット
防犯カメラには確実に証拠取りをとっておくためにも有線式の防犯カメラをおすすめします。昨今ワイヤレスの防犯カメラが市場に多く出回っていますが、当店はおすすめしていません。理由はワイヤレス(無線式)は目に見えない電波を活用しているため、コマ落ちや、コマ遅れなど多く発生します。そのためワイヤレスの防犯カメラだと、証拠を取り逃してしまう可能性もあるため、防犯カメラ有線でキチンと配線する必要性があります。配線工事においては、丁寧で見栄えのよい工事することが重要になってきます。
ダミーカメラはNG!?
ダミーカメラはとても安く、メルカリなどのアプリで安いものが多く出回っていますが基本的にはおすすめしません。理由としましては昨今、犯罪者も情報を多く持っていますのでダミーカメラだと一目でばれてしまいます。本物だとほとんど分からないようなダミーカメラを巧妙に設置すれば、本物だと勘違いさせることもできますので、ホームセンターなどで安いダミーカメラを購入してそのまま設置するのではなく、本物と同じ外観のダミーカメラを設置するようにしましょう。
メーカー保証期間とアフターメンテナンスをチェック
まずは防犯カメラに対する保証期間をチェックするようにしましょう。最近では3年というものが主流ですが、メーカーによっては5年保証がついている機器もあります。基本的にメーカー保証は落雷などの天災では保証されないのが一般的ですが、リースで購入して頂いた場合は、落雷でも保証される契約もあります。
私もセキュリティ業界に10年以上いますが、防犯カメラは落雷との相性がとても悪い製品です。。。何度も泣かされましたトホホ
なのでメーカー保証の長い機器でリース契約してカメラ導入することをおすすめします。
最新機器を導入すること
最新の防犯カメラは画質がどんどん向上しています。フルハイビジョン200万画素はもちろんですが400万画素や4Kのカメラも存在します。さらには最新のネットワークカメラはAI(ディープラーニング)に対応しており画像認識を利用したシステム構築することが可能です。
例えばひと昔前のシステムでは動体検知(モーションディテクション)と呼ばれる機能が一般的でしたが、動体検知とは動くものに反応して録画またはアラームを発砲する仕組みです。「風」が吹いて木が揺れる、夜間、虫が飛び回って反応するなど誤報が多かったのですが、AIを活用した検知では誤報を抑えることが可能になりました。
工事業者にも得意、不得意がある??
業界に長年いますので、多くの協力工事店様とお仕事させて頂きました。その時に感じるのは工事と一言で言っても内装工事、建築工事、弱電工事など多くの種類の工事が存在します。
防犯カメラの施工を得意とする工事店さんにお願いしないと、結構とんでもない工事されるということもありますので、そういった業者を選定する必要があります。格安で営業にくる工事店も多くいますが、施工してから1年で映像が見えない、録画が取れていないと問題ですのでしっかりとした業者を選定する必要があります。
気になることはなんでもお問い合わせください!
いかがでしたでしょうか?防犯カメラは設置してから、メンテナンスすることもあまりなく、気づいたら機器が壊れていたというユーザーさんも多いのでアフターメンテナンスも含めて、機器の選定からお役に立てれば幸いです。
ワイズセキュリティは業界で10年以上の防犯コンサル実績がありますので、まずはご質問などお気軽にお問合せ頂ければ幸いです。