防犯カメラを設置した後のよくある不具合症状についてまとめてみました。防犯カメラが映らない不具合の原因が分かれば対処もできます。また不具合症状が出ていても機器の故障だけではなく、ケーブル配線や遠隔監視であればインターネット側の問題もありますので、症状の切り分けして不具合原因を特定することが大切です。
不具合が起きた時にまずは自分でできることを記事にまとめていますので、そちらの記事も合わせてご覧ください。
防犯カメラでよくある不具合症状
目次
ハードディスク(録画機)の故障
不具合症状としてもっと多いのがハードディスクの故障と言われています。理由はハードディスクには耐用年数があるからです。メーカーの推奨している使用時間の目安が大体20,000時間~30,000時間と言われていますので、24時間365日稼働する計算でいくと3年程度で寿命がきます。
ハードディスクの寿命が近づくと録画が停止したり、データが消えてしまう可能性が高まりますので、早めの交換をおすすめします。ハードディスクは消耗品になります。
最近では監視カメラに特化したハードディスクも販売していますので高耐久のハードディスクを事前に選定しておくと安心です。
防犯カメラの映像が映らない
これも防犯カメラではよくある不具合症状になります。考えられる原因としてはカメラの不具合、ケーブルの劣化、断線、レコーダーの入力チャンネルの故障、カメラの電源が入っていないなど考えられます。
例えばカメラ4台設置しているレコーダーであれば、チャンネル1とチャンネル2のカメラを入れ替えてみてください。症状がついてくるようであればカメラ側の問題で、変わらない場合はレコーダー側の問題です。
機器側なのか、配線側なのか切り分けする場合は専用のモニターを持ってきてカメラのすぐ近くで映像がでるかどうかをチェックすればいいのですが、なかなかそれは難しいかもしれません。その場合はカメラを一旦外してレコーダーの近くで映してみるというのも一つの手です。
夜間の映像が白い、日中の映像が赤みがかっている
このような不具合の場合は考えられるのはレンズまたは赤外線LED関連の不良です。
日中の映像が赤みがかってピンク色になっているのは、まず間違いなくIRカットフィルター不良です。IRカットフィルターとは赤外線カットフィルターとも呼ばれています。
日中の光の中には赤外線もありますので、すべての光を取り込んでしまうと私たちの目で見ているような映像を撮影することができません。そのためIRカットフィルターを使い赤外線のみをイメージセンサーに投影します。しかし何らかの原因によってこのIRカットフィルターに不具合が起きると、赤外線を通してしまいピンクがかった映像になってしまいます。
また夜間赤外線が付いている時に映像が真っ白になるのは蜘蛛の巣や建物の外壁などすぐ近くに赤外線が反射するようなものが存在する可能性があります。その場合はカメラの画角を調整するもしくはカメラのレンズ周りを掃除するなどの対策を施す必要があります。
よくある故障の原因
故障の原因は様々ですがよくある原因としましては、経年劣化による故障、落雷によるもの、一斉停電の際に故障するということがあります。経年劣化によるものであればしょうがないような気もしますが、落雷と一斉停電による故障は対策すれば不具合を防げます。
例えば落雷であれば自然災害になるのでメーカーの保証は受けられません。しかし動産総合保険を使えば落雷による機器の故障にも対応していますのでおすすめです。他にもリース契約であればリース期間中の落雷による故障はリース保険の対象内です。リースプランを一番おすすめしている理由でもあります。
停電による故障は一斉停電の際に発生する突入電流による故障がまず考えられますので一斉停電の前に機器の電源を落とす、プラグを外しておくなどの対策をしておくことが重要です。無停電電源装置(UPS)を入れるという方法もありますが、コストがかかるのであまりおすすめはしません。
そもそもカメラの耐用年数は?
一般的に監視目的でのカメラの耐用年数は6年と言われています。監視目的ではないカメラの場合5年になります。最近の防犯カメラはネットワークカメラが主流になっていますのでパソコンやサーバーと同じように5年と考えた方がいいと思います。
リース契約は5年もしくは7年で組むことが多いのもその理由で、カメラが故障するタイミングでリースアップして新しいカメラに入れ替えていくことを推奨している業者も多く存在します。
不具合が起こった時のことを考えて設置しましょう
防犯カメラは設置した後に長く付き合っていくものになりますので、定期的なメンテナンスや設置後のアフターサービスを考えて業者を選ぶことをおすすめします。防犯カメラでお悩みの方はぜひ一度ワイズセキュリティまでご相談ください。最後までご覧頂きありがとうございました。