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防犯カメラの映像がぼやける、映らない時の対処法

防犯カメラを購入してから何年か経つと映像がぼやけたり、映らなくなったりすることがあります。カメラの故障の可能性もありますが、メンテナンスで直る場合もあります。今回の記事はご覧の方にできる対処法について解説いたします。

防犯カメラ映像がぼやけている時

レンズ

防犯カメラの映像がぼやけている時の原因と対処法です。最初に設置した時には問題なかったのに時間が経ってぼやけてきた時は、外的要因でぼやけている可能性があります。どういった原因が考えられるのか解説していきます。

ピントが合っていない

防犯カメラの映像に問題がある場合ピントがずれる可能性があります。特に電動バリフォーカルレンズやPTZカメラのようにズームとピントを自動で調整するレンズの場合、ピント調整機能がうまく働かずにぼやける事があります。例えば雨の水滴やほこりがレンズに付いている場合、オートフォーカス機能によりピントがずれることがあります。

位相差検出式やコントラスト検出方式と呼ばれるピント調整方法によりカメラ映像の3分の1以上の映り込みがあると、ピントがずれますのですぐにピントがずれる場合は、カメラの向きを変更する必要があります。

蜘蛛の巣

特に赤外線暗視カメラの場合、レンズの回りの赤外線LEDが発行することで虫が集まってきます。その際にレンズの正面に蜘蛛の巣がかかったりすると映像が白っぽくなったりします。放置しておくと蜘蛛の巣がどんどん広がり叡尊がさらに白っぽくなるので注意が必要です。

雨泥汚れ

蜘蛛の巣の次に多いのが屋外用カメラで雨や泥の汚れです。屋外用のバレットカメラは梅雨の時期や積雪シーズンなどレンズに汚れが付きやすくなります。レンズに汚れがあるとぼやけた映像になり、画質も不鮮明なものになります。

防犯カメラ映像が白っぽい時

防犯カメラ映像が白っぽい時はどういった原因と対処法があるのか解説いたします。防犯カメラの機能や設定で解決できる場合もありますので、合わせてご覧ください。

赤外線の白飛び

夜間映像で赤外線の白飛びがある場合は映像が白っぽくなります。カメラ映像のすぐ近くに壁や物体がある場合は赤外線がそこにあたり乱反射を起こします。赤外線が白飛びして映像が真っ白になります。設置した時には気付けないことが多いので夜間映像を確認してしっかり暗視映像が映っているか確認するようにしましょう。

レンズの結露、曇り

レンズの結露や曇りがあると映像が白っぽくなります。レンズの外側であれば柔らかい布で拭き取るだけでいいのですが、防犯カメラ内部が曇っている場合は、乾燥剤を入れるなど対策が必要です。レンズ内の結露が続く場合は基板がショートして故障の原因にもなりますので早めの対策が必要です。カメラによってはデフォグ機能と呼ばれる映像補正機能もありますので活用してみてください。

逆光

建物の中から外を撮る場合や太陽の方向をカメラが向いている場合、逆光となりカメラの映像が白っぽくなります。防犯カメラの向きを変えることは撮りたい場所がある以上難しいので防犯カメラの機能で逆光補正機能やWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能を使えば逆光を補正することで確実な映像を撮ることが可能です。

防犯カメラ映像が映らない時

防犯カメラの映像が全く映らない、モニターの画面が真っ暗な場合はどういう原因と対処法があるのか解説いたします。

機器の故障

防犯カメラの故障が考えれます。何らかの原因で故障している場合、カメラの映像は真っ暗になります。例えば4台用のレコーダーのカメラ1台だけ映らない場合は映っているカメラと映らないカメラを入れ替えてみてください。症状が付いていけばカメラ側の故障といえます。機器の故障の場合、メーカーに問い合わせするか、販売店へご確認ください。

ケーブルの破損

配線ケーブルの劣化または破損が原因の可能性があります。よくある理由としましては屋外用のケーブルが浸水していしまった、または天井裏で配線しているケーブルがネズミにかじられてしまったなどが原因です。いずれにせよ設置工事をした販売店に連絡を取りケーブルの引き直し、修復をしてください。

防犯カメラ映像がぼやけた時の対処法

修理イメージ

防犯カメラの映像がぼやけてしまった時はどうすればよいのか解説します。基本は設置した販売店に依頼するのが理想ですが、依頼すると出張費がかかりますので、お客様でできるメンテナンスをやってみてください。

レンズを清掃する

レンズは傷が入りやすいので柔らかい布で拭いてください。無水エタノールを使用してクリーニングすることで油などキレイに落とすことができます。またほこりなどが付いた状態で拭くと傷の原因になりますので、ブロアーでホコリを落とした後に拭いてください。その際に結露やレンズの曇りを防止するためのスプレーなど吹きかけておくと曇り対策にもなります。

カメラを再起動する

防犯カメラは精密機器になりますので、内部の制御系の不具合の場合カメラ自体を再起動することで治る可能性があります。防犯カメラの再起動はカメラの電源を落とす必要があります。カメラPoE給電や電源重畳している場合はPoEハブや電源ユニットの電源を落としてください。

カメラを交換、修理する

機器の故障の場合はカメラ本体の修理、交換が必要です。購入した販売店や機器メーカーに連絡をしてください。メーカー保証内であれば無償で修理交換も可能なので、メーカー保証が使えるかどうかも確認しておくといいでしょう。

毎日の定期的なメンテナンスが重要です

クリーニング

防犯カメラは何かあったと時にしっかりと撮れていないと意味がありませんので、毎日の定期的なメンテナンスが大切です。今回の記事がその参考になれば幸いです。