介護施設にネットワークカメラの導入をご検討のオーナー様

深刻な人手不足に加えて入居者の増加により、現場が回らないという悩みをお持ちはネットワークカメラの導入をおすすめします。ネットワークカメラを導入することで現場の作業、スタッフ間の連携を効率化することができれば問題は解決します。今回はネットワークカメラを活用したソリューションをご紹介いたします。

ネットワークカメラを導入することで得られるメリット

ネットワークカメラは機能も形状も様々です。設置することで多くのメリットがありますので紹介いたします。

入居者の徘徊防止

介護施設でたびたび問題になるのが、認知症の入居者の夜間徘徊です。夜間徘徊してしまう状態を防ぐことはもちろんですが、万が一、行方不明になってしまった場合、その足取りを追うためにネットワークカメラが活用できます。夜間、人の動きを検知した際にアラームを発砲することで未然に防ぐことができます。また顔認証防犯カメラを導入することで、より精度の高い検知が可能になり、高精度な防犯システムを構築することができます。

スタッフの業務の効率化、不正防止

ネットワークカメラを設置することでスタッフの動きを把握して業務の効率化ができます。またカメラで見られているという意識がおきることで仕事に対する姿勢が変わります。また近年、介護職員による入居者への虐待など従業員による不正を未然に防止することができます。もし不正があった場合でも録画データを確認して、対応することでトラブルの早期解決ができます。

侵入盗など犯罪の抑止

ネットワークカメラを防犯目的で設置することで、侵入盗、不審者の侵入を未然に防ぐことができます。介護施設では入館時間や名前の記帳に加えて、ネットワークカメラで撮影した映像を残しておくことで、不審人物を事前に把握することもできます。また実際に盗難があった際に警察に証拠資料を提出することができます。

入居者同士のトラブル防止

入居者の中にはいたずらや攻撃的な行動をとる悪質な入居者もいますが、ネットワークカメラを設置することで、トラブルを抑止できます。ネットワークカメラは24時間365日稼働して録画しているので、トラブルがあった際は録画映像を証拠として活用できます。

ネットワークカメラを設置する際に注意すべき点

介護施設にネットワークカメラを設置するメリットはお分かりいただけたかと思います。実際に導入する場合に、注意するべき点を３つご紹介いたします。

目立つ位置に設置する

ネットワークカメラは目立つ位置に設置するようにしてください。目立つ位置に設置することで、侵入者の目に付きますので犯罪をする前の抑止効果があります。設置する際は高すぎず、低すぎない位置に設置しましょう。３メートルから3.5メートルの位置が、防犯抑止効果が最適な高さと言われています。死角の少ない位置に効率的に設置するために事前の現場調査を実施して効果的な位置に設置する必要があります。

プライバシーへの配慮

ネットワークカメラは映像と音声を録画していますので、個人情報になります。そのため取り扱いには注意が必要です。介護施設にネットワークカメラを設置する場合は入居者とそのご家族に了承を得る必要があります。特に居室とお風呂場などプライベートなスペースにおいてプライバシーに配慮しましょう。状況に応じて録画せずにライブ映像のみにしたり、カメラのプライバシーマスク機能を使うなど対策してください。

施設内の設置場所について

カメラを設置した後に死角があるとせっかく設置した意味がありませんので、死角がなくなるように注意が必要です。カメラの画角は種類によって変わりますので、画角を意識して設置しましょう。

居室

居室にネットワークカメラを設置すると、入居者の方に異変があった時にすぐ気付くことができるので安心です。しかし居室はプライベートな空間になるので、入居者の方を同意を得る必要があります。カメラで撮影するとプライバシーの問題がありますので、人感センサーやセンサーマットなどで代替えすることで入居者の方の安心につながります。

エントランス、共用部

エントランスや共用部は入居者以外も不特定多数の人が出入りするため、ネットワークカメラを設置することで防犯抑止、トラブルを解決します。施設が広い場合はPTZカメラや全方位カメラを使うことでカメラ台数を抑えることでコストを抑えます。

介護施設におすすめするネットワークカメラ機能

介護施設におすすめのネットワークカメラ機能を解説します。

全方位カメラ、PTZカメラ

介護施設は居室、エントランス、共用部、駐車場とネットワークカメラを設置するべき場所が多く、普通に設置するとカメラ台数が多くなります。360度全方位モニターできる全方位カメラやレンズが遠隔で動かせるPTZカメラにすることで、カメラの台数をおさえることでコストを抑えて設置することができます。

防水・防塵機能

屋外に設置する場合は雨や風などに耐えられる防水防塵機能が必要です。防水性能はIP性能と呼ばれており数字が大きいほど、防水防塵性能が高いです。例えばIP55やIP65は防水等級５になりますので「いかなる方向からの水の直接 噴流によっても有害な影響を 受けない」となります。IP66の防水等級は「いかなる方向からの水の強い 直接噴流によっても有害な影 響を受けない」とありますので、IP66の方がより防水性能が高くなります。

遠隔監視機能

離れた場所から遠隔で監視できる遠隔監視機能付きのネットワークカメラにしましょう。P2Pと呼ばれる遠隔監視システムは難しい設定を入れることなくすぐに遠隔監視することができます。遠隔監視機能で注意する点は現場のインターネット回線は光回線を選択することです。今はほとんど見かけなくなりましたが、ADSＬだと回線スピードが遅すぎるので遠隔監視ができません。またパスワードは初期設定のまま使うのではなく必ず変更してください。不正なハッキングを未然に防ぐことができます。

音声マイク

必要に応じて音声マイクで録音をしてください。トラブルがあった際に映像だけでは分からないことも多く、音声を録音しておくことでトラブルの早期解決ができます。マイク付きネットワークカメラであれば、別途購入する必要がないので、お得に導入することができます。

介護施設へのネットワークカメラ導入はメリットがあります。

介護施設にネットワークカメラを導入するメリットが多くあることがお分かり頂けたかと思います。ネットワークカメラの性能も日々向上していますので、最新の性能で導入をご検討ください。