防犯カメラを設置するのに気になるのは電気代です。電気代は使っている限りかかりますので出来れば安く抑えたいと思います。今回は一般的な防犯カメラの消費電力量を元に月々の電気代をシュミレーションしてみました。
防犯カメラの消費電力ってどれくらい?
実際の電気代を計算するにあたって、防犯カメラの消費電力について解説します。防犯カメラは赤外線暗視機能付きカメラとなしカメラでは消費電力量が異なります。
赤外線暗視カメラは夜間赤外線照射時は消費電力量が大幅に増えます。通常の防犯カメラが約1Wから2W程度に対して夜間赤外線照射時は約5W程度まで消費電力量が増加します。
またメーカーのスペック表に記載されている最大消費電力は電源投入時の消費電力になりますので、もっと大きな数字で記載されていることがほとんどです。
また防犯カメラと一緒に使うレコーダーは約20Wから30Wになります。カメラの接続台数が増えると消費電力はあがります。
実際に電気代をシュミレーションしてみました。
それでは実際に電気代を計算してみました。電気料金の計算方法は消費電力(W)×24時間(使用時間)×30日(使用日数)×22円÷1000で計算することができます。電力料金の22円はエリアやプランにより異なります。
例えば平均消費電力量3Wの防犯カメラの場合
3W×24時間×30日×22円÷1000=47.52円
消費電力が20Wのレコーダーの場合
20W×24時間×30日×22円÷1000=316.8円
月間で合わせると約400円程度になります。
例えば冷蔵庫の電気代を計算してみた場合
300W×24時間×30日×22円÷1000=4752円
冷蔵庫と比べるとかなり少ない電気代で済むことがお分かり頂けるかと思います。
防犯カメラの導入と合わせて電力力料金の見直しも
防犯カメラを導入する際に、今の電力料金の見直しも検討しましょう。毎月4000円の電気代を12か月続けていくと年間48000円になりますので、家計に与える影響も大きいと思います。
電気料金プランの見直し
同じ一般電気事業者でも東京電力エリアと関西電力エリアでは料金が異なります、他にも時間帯や季節で電力料金が違うものであったり、基本料金が無料のものまで幅広くありますので、今お使いの電力事業者のプランを見直してみるのもいいでしょう。電気とガスを同じ会社でまとめることでお得になったりするプランもありますのでおすすめ見直し方法です。
契約アンペアを見直す
電力会社の量電灯プランは総A(アンペア)で電力料金が異なります。今、お使いの契約アンペア数より少ないアンペア数で問題なういようであれば、見直す余地があります。東京電力EPによると、一般家庭の契約アンペア数の平均は34.88A(2015年度末時点)となっています。
一人暮らしなど電気使用量が少ないなら20A程度、家族や家電が多く電気使用量が多い家庭なら50A程度となっています。
電気代の他にかかるコスト
防犯カメラ電気代の他に初期費用がかかります。初期費用の内訳としては工事費、機器代の他にアフターメンテナンス保守費用や追加保証の費用がかかります。一括でイニシャルとして購入する場合の他に、全体の費用を月々のリース代にまとめるリース契約や、レンタルとして借りる方法もあります。
また防犯カメラの種類によってもクラウド費用がかかる場合もありますので、防犯カメラにかかるコストをしっかり計算して導入するようにしましょう。