防犯カメラを設置したものの、結露してしまったといった場合になぜ結露してしまうのか?またその対処法について解説します。既に防犯カメラを設置している方は結露していないかどうか、また問題なく録画できているか確認してみてください。結露したまま放置していると最悪の場合、機器が故障する可能性もありますので注意してください。
目次
結露してしまう原因
そもそもなぜ結露が発生してしまうのかその原因を説明します。屋外用の防犯カメラを購入して、外に設置しているだけで結露してしまっては正直騙されたと思ってしまうものです。そこには理由がありますので一つずつ解説します。
蒸し暑い日が続き湿度が高い
日本で言えば梅雨の時期など高温多湿となりますので、結露が発生しやすくなります。冷たい水を入れたコップの周りに水滴が付くのと同じように、寒暖差の激しい場所では冷たく冷やされることによって周囲の水蒸気が水に代わります。
ここで注意しなければいけないのは、防犯カメラの内部に結露が発生する場合です。内部の結露は常態化するとカビになり、故障の原因となりますので早めの対策が必要です。
寒暖差の激しい冬
朝から夜にかけて寒暖差が激しく結露が発生しやすくなります。前述しましたが防犯カメラ内部に結露が発生する場合、防犯カメラの防水・防塵性能が影響します。IP性能が高いほど結露しにくくなりますので、結露で困っている場合は防犯カメラを交換するということも視野に入れた方がいいかもしれません。
結露への対処法
実際に結露してしまった、という方にできる対処法について解説していきます。あくまで対処法になりますので、根本解決にならないかもしれませんが試してみる価値はあるかと思います。
乾燥剤(シリカゲル)を入れる
防犯カメラの中に乾燥剤(シリカゲル)を入れてみてください。カメラ内部に結露が発生する場合、乾燥剤を入れることで解決する可能性があります。実際に乾燥剤を入れる場合は、雨の日の屋外ではなく取り外して室内で入れるようにしてください。そうすることでカメラ内部の湿度を下げることができます。
乾燥機にかける
これは実際には難しいかもしれませんが、カメラ内部の湿度を下げる必要がありますので、防犯カメラを乾燥機に入れることで結露している防犯カメラが直る可能性があります。しかし防犯カメラそのものの防水性能が低い場合、乾燥機にかけても再度、結露する可能性がありますので、乾燥機にかけた後に乾燥剤を入れることをおすすめします。
ヒーター付きのハウジングを活用する
最近販売されている防犯カメラはハウジング一体型と呼ばれており屋外での使用を想定して設計されています。結露防止用のヒーター付きハウジングが販売されているので、活用することで、結露を防ぐことができます。
しかしヒーター付きのハウジングは屋内用のボックスカメラを収納して使うよう設計されていますので、屋外用のハウジング一体型の防犯カメラをヒーター付きのハウジングに入れて使うにはあまり現実的ではないかもしれませんが、ヒーター付きハウジングなら結露が解決できる可能性があります。
結露しない防犯カメラを選ぶ
まずは結露しない防犯カメラを購入するようにしましょう。IP性能が高いものであればより結露しにくい防犯カメラになります。例えばIP65の防犯カメラよりIP67の防犯カメラの方が防水性能が高いので、購入前に仕様書をチェックするようにしましょう。
IP性能が低い場合は直接雨のかからない場所を選ぶようにするなど工夫することで結露しにくくなりますので、防犯カメラの性能に合わせて設置する位置を決めることも重要になります。