防犯ブログ

防犯カメラの時刻がずれる時の対処法

防犯カメラやレコーダーの内部にはオシレーターと呼ばれる水晶を使用して時刻補正していますので、時間とともに時刻がずれていきます。それに対して時刻がずれないようにする対処法について解説します。

NTPを使用する

NTPとはネットワーク・タイム・プロトコルと呼ばれています。インターネットを経由して自動で時刻を補正する機能です。NTP対応の防犯カメラやレコーダーであれば、タイムサーバーのアドレスを入力することで、インターネット経由で時刻を補正することが可能です。

代表的なタイムサーバーのアドレスは以下のアドレスになります。

Windousパソコンで使用されているタイムサーバーです。

time.windows.com

独立行政法人情報通信機構(NICT)が公開しているNTPサーバです。

ntp.nict.jp

GPS

GPSユニットを使った時刻補正の方法です。GPSユニットは周期的にGPS衛星と通信を行い時刻を補正します。インターネットが使用できない特殊な環境において使用されています。ユニットとGPSが通信を行う必要があるため、屋外での使用に限定されますが、時刻の補正が必要な現場において効果を発揮します。

タイムサーバー

カシオやセイコーなどのメーカーが販売している、高精度タイムサーバーを使用することも可能です。基本的には放送業界など、正確な時刻を必要とする現場において活用されていますが、防犯カメラに応用して使うことができます。

経年劣化と共に

防犯からやレコーダーを長く使えば使うほど、基板の経年劣化によって防犯カメラの時刻がずれやすくなっていきます。防犯カメラを何年か使用している場合は、時刻がずれていないか確認するようにしましょう。