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クラウド型防犯カメラとは?メリットとデメリットについて解説

防犯カメラの性能は日々、進化していますので録画方法や、画質などの方法は多岐に渡ります。そんな中でクラウド型の防犯カメラが登場していますが、今回はクラウド型の防犯カメラのメリットとデメリットについて解説していきます。防犯カメラの従来の録画方法と比較についても合わせてご説明いたします。

クラウド録画とは

まずはクラウド録画とは何なのか、グーグルドライブやマイクロソフトのOneDriveなどのサービスはクラウドサービスと呼ばれていますが、どういった違いがあるのか、そのあたりも含めてご説明いたします。

従来の録画方法との違い

防犯カメラはDVR(デジタルビデオレコーダー)と呼ばれる録画装置に映像データを保存します。これはDVRを防犯カメラと同じ建物内に設置して録画データを保存する仕組みです。DVRで保存するメリットとしては初期費用のみでランニングコストがかからないこと、また録画データをユーザー自身で管理することで漏洩のリスクなど防ぐことができます。またSDカードに保存する防犯カメラであれば、より安価に導入することができるなどクラウド防犯カメラの特徴です。

クラウド録画の仕組み

クラウド録画とは別途サーバーに用意された「クラウドサーバー」に録画データを保存する仕組みになります。クラウドサーバーに保存するため、防犯カメラとクラウドサーバーがインターネットで接続されていれば、録画データをサーバー上に保存することができます。カメラ側で何日、保存しておきたいのかを事前に設定することで、クラウドサーバーの必要な容量も変わってきますので、利用するユーザー数が増えるほどサーバー側で必要な容量が変わってきます。使用する容量に合わせてコストも変動します。

クラウド録画のメリット

次はクラウド録画のメリットについて解説します。

遠隔地から映像を確認

クラウド録画は遠隔地から録画データの確認とライブ映像を見ることができます。基本的に日本全国どこにいても確認することができます。ローカルで録画データを保存している場合、その場所まで行って録画映像を確認する必要がありますが、クラウド防犯カメラであれば、インターネットにつながる場所であればどこからでも映像を確認することができます。専用のアプリをインストールして使うことができるので、家族や友人とアカウントを共有して使うことができます。

AI機能

クラウドサーバーにAI機能を搭載することで、録画データの解析と検証を効率的に行うことができます。例えば従来の動体検知機能にAIを追加することで、人や車両、荷物などのオブジェクトを判別して検知することが可能になり、今まで問題になっていた検知機能の誤報を防ぐことができるようになりました。またクラウドサーバーAIであれば、AIの機能を逐次アップデートすることで、AI機能を向上させることに成功しました。

初期費用を抑える

クラウド録画はDVRを別途用意する必要がありませんので、初期費用を抑えることができます。またハードディスクは消耗品になりますので、使用することで経年劣化によって故障する可能性があります。故障した場合それまでに録画したデータはすべてクラッシュしますし、ハードディスクを修理するために費用がかかります。とにかく初期費用を抑えたいのであればクラウド録画の防犯カメラをおすすめします。

クラウド録画のデメリット

メリットについてはお分かり頂けたかと思いますのでクラウド録画のデメリットについても解説いたします。

インターネット回線に依存

クラウド録画は現地のインターネット回線に依存しますので、もし何らかの原因でインターネット接続できなくなった場合に、クラウドで録画ができなくなります。そのため常にインターネットに接続できることが条件になります。対してローカル録画は必ずしもインターネット回線を必要としませんので、ネットが切断されてしまった場合でも録画データが保存されないといった問題はありません。

ランニングコストがかかる

クラウド録画は月々のランニングコストが掛かるのもデメリットの一つです。クラウドは録画日数に応じて料金プランが設定されていますので、3日間、1週間、1か月間といった録画日数を決めて、その分のランニングコストが掛かる仕組みになっています。ランニングコストは短いスパンで見れば微々たるものですが、5年10年と使うことを考えるとランニングコストは費用も割高となるので注意が必要です。

情報漏洩のリスク

クラウド録画はメーカーが用意するクラウドサーバーに録画データを保存しますので情報漏洩のリスクがあります。万が一、悪意のあるハッカーによってクラウドサーバーがハッキングされた場合、録画データが流出する可能性もあります。インターネットに接続されているカメラの映像を見ることができるサイトも存在しており、気付かないうちに防犯カメラの映像が誰かに見られているかもしれませんので注意が必要です。

クラウド型防犯カメラをおすすめします。

クラウド型防犯カメラのメリットとデメリットをご紹介いたしました。現場によってはクラウド型防犯カメラの方がメリットが大きい場合もありますので、用途に合わせて防犯カメラの種類を選ぶようにしましょう。