防犯ブログ

WIFI防犯カメラをインターネットで遠隔監視する際の注意点について解説します

WIFI防犯カメラは手軽に設置できることから導入が増えています。しかしWIFI防犯カメラをインターネットで見ようとしたところ、見れないというお話しをよく聞くようになりました。今回はそんなWIFI防犯カメラをインターネットで遠隔監視する際に気を付けるべき注意点について解説いたします。

WIFI防犯カメラとは

WIFI防犯カメラとは2.4GHzまたは5GHz帯のWIFIを使用した防犯カメラです。自宅にあるWIFIを使って手軽に設置できるため近年、普及が進んでいる防犯カメラです。WIFI防犯カメラを導入する際にインターネットの遠隔監視ができない場合によくある注意点をご紹介いたします

インターネットの接続方法

WIFI防犯カメラのインターネットへの接続方法としてはP2P通信を利用します

IPv6 (インターネットプロトコルバージョン)

現場のインターネットがIPv6かどうか確認しましょう。グローバルIPアドレスが現場には付与されますが、このIPアドレスはIPv4またはIPv6になります。IPv4とは12ケタの数字のみIPアドレスで、IPv6はアルファベットと数字を組み合わせたアドレスになります。詳しい人は割愛いたしますが、IPv6の場合はインターネットでの遠隔監視ができない可能性があります

ホームルーター

これはほとんどの現場でも使えない場合が多いのですが、例を挙げるとソフトバンクエアーなどのSIMカードを使ったルーターはインターネットが使えない場合が多いです。ソフトバンクエアーはVPNと呼ばれる専用回線を使用しますので、防犯カメラの映像がインターネットで見れない場合がありますのでご注意ください。

ポケットWIFI

モバイルルーターやポケットWIFIと呼ばれるものでは使えない場合が多く報告されています。ホームルーターと同じく、SIMカードを使った通信になりますので、使えないことがあります。事前にデモ機などで検証できれば確実ですが、出来ない場合はやめておいた方がいいでしょう。

現地のセキュリティ設定の確認をしましょう

WIFI防犯カメラをインターネットで遠隔監視する場合は現地のルーターのセキュリティ設定などの注意を見直しましょう。現地のルーターのセキュリティ設定やVPNの有無など、ファイヤーウォールが強固な場合、インターネットで遠隔監視の設定をしても見ることができませんので設定を変更する必要があります。

パスワードの設定の重要性

WIFI防犯カメラをインターネットで遠隔監視する場合、ハッキングのリスクもあります。そのためパスワードを初期設定のまま使うのではなく、しっかりと設定をしておくことが重要になります。防犯カメラのハッキングについては、以前、別の記事にもまとめましたのでそちらもご覧ください。

ケーブルテレビ局のインターネットでは見れない場合もあります

ケーブルテレビ局が提供しているインターネット回線では、まれにインターネットで映像が見れない場合があります。その場合はケーブルテレビ局に電話で一報を入れるなどのひと手間必要になる場合がありますので、ケーブルテレビ局のプロバイダーを使っている場合、事前に確認するようにしましょう。

インターネットで遠隔監視できない場合

WIFI防犯カメラをインターネットで遠隔監視できない場合は、機器の交換しか対応できない場合が多く、今回ご紹介した記事に該当しないかどうか事前にチェックするようにしてください。該当している場合は、メーカーまたは購入店にご相談ください。