この記事では簡単に防犯カメラを設置したいユーザー様に向けた記事をになっています。防犯カメラを購入したけど自分で設置したい、家が新築なので極力、穴を空けたくない、とにかく見栄えよく防犯カメラを設置したいという方にご覧頂ければ幸いです。
設置工事が簡単な防犯カメラ
ワイヤレス防犯カメラ
まずは簡単設置できるワイヤレス防犯カメラです。名前の通り無線式の防犯カメラになります。無線は通常2.4GHz帯の周波数帯を利用していますのでWIFIルーターと同じ電波を利用して通信します。電波の到達距離については見通し100m~150mなど言われていますが、電波の特性上壁を一枚挟むだけで大きく減衰します。
そのため木造住宅で約15m程度、鉄筋コンクリート造では電波が届かず使用できません。ワイヤレスカメラでよくあるのは最初設置した時は問題なく使えていたものの、無線LANを増設したなどの理由で録画が録れていなかったということも起こりますので、電波干渉に注意が必要です。
電波は目に見えないので正しく通信しているかどうかを見続けなければいけないのがデメリットと言えます。ワイヤレス防犯カメラについては、電源だけしっかり取ることでWIFIで通信しますので、設置場所の近くで電源が取れれば簡単に設置できる防犯カメラと言えます。
バッテリー型の防犯カメラ
バッテリー式の防犯カメラはリチウムイオンバッテリーを搭載した防犯カメラです。トレイルカメラなどは乾電池式であったりします。電源工事の必要がないので、もっとも簡単に設置できる防犯カメラであると言えます。スマホのバッテリーをイメージすると分かりやすいかもしれませんが、基本的に常時電源を入れている状態だと電池はもって2日程です。
防犯カメラを2日毎に充電するとかなり大変なので、モーション録画を使うことが一般的です。モーション録画とは画面に動きがあった時に録画する機能でその分消費電力が少なく済みます。検知する回数にもよりますが、製品によっては3ヶ月程度バッテリーがもちます。
しかしモーション録画は木の葉の動きやヘッドライト、映像ノイズなどのあらゆる画面の動きを検知しますので、誤検知も多い機能ではあります。
バッテリー型カメラは以前別の記事にもまとめたのでそちらもご覧ください。
ソーラー型の防犯カメラ
バッテリー型カメラの場合、電池がなくなるタイミングで再度、充電の必要性があるため、バッテリーの容量に気を付けなければいけないというデメリットがあります。そうした場合はソーラーパネルで太陽光を使ってバッテリーを充電します。充電したバッテリーからカメラへ電源を供給して使用します。
ソーラー型のメリットは電源がとれないようない僻地であったり、配線工事をしたくないが防犯カメラをしっかりと稼働させたい場合におすすめの防犯カメラです。
ソーラーパネルでの電源供給は万能ではありませんので、確実に電力が供給できるように、ソーラーパネルの向きをしっかりと日の当たる向きに調整することが重要です。
不日照期間が長ければソーラー型の防犯カメラは使えなくなるというのが現状ですので、1日10回程度のモーション録画が条件となっている場合も多いのですが、モーション検知はさきほど述べたように誤検知が多いので実際の消費電力はあがります。
安定した録画で設置したい場合は有線カメラがおすすめ
今回ご紹介した防犯カメラは確かに簡単に設置工事が可能です。しかし防犯カメラはセキュリティ機器であり安定した運用が必要です。万が一泥棒に入られた際にもし録画データが録れていなかったと考えると防犯カメラを設置する意味がありませんので、確実に録画データが残るように防犯カメラを選ぶようにしましょう。