防犯ブログ

今日からできる家の防犯対策|鍵・窓・センサーライトまで基本をまとめました

「うちは大丈夫」と思っていませんか?実は、侵入窃盗の被害は特別な家だけに起こるわけではありません。警察庁の統計によれば、2024年の侵入窃盗認知件数は43,036件にのぼり、そのうち住宅が全体の約4割を占めています。1日あたりに換算すると約44件——つまり毎日、全国のどこかの家が被害に遭っていることになります。

「何か対策をしなければ」と思いながら、何から始めればいいかわからないという方は少なくありません。この記事では、難しい工事や高額な機器を使わずにできる、家の防犯対策の基本をひとつひとつ解説していきます。

侵入犯はどこから、どうやって入ってくるのか?

防犯対策を考えるうえで、まず「どこが狙われているか」を知ることが大切です。

警察庁のデータを見ると、一戸建て住宅への侵入口は「窓」が最多で、「表出入口(玄関)」と合わせると全体の7割以上を占めます。マンションなどの共同住宅でも、同様に窓と玄関からの侵入が大半です。

手口でもっとも多いのは「無締まり」——つまり、鍵のかけ忘れです。全体の約半数(47.8%)がこれに当たります。次いで「ガラス破り」が約3割を占めており、ピッキングなどの鍵解錠は対策が進んだこともあって8.5%にとどまっています。

この数字が示すのは、侵入被害の多くが「特別な技術」ではなく「うっかり」や「手薄な窓」によって起きているという現実です。裏を返せば、基本的な対策を丁寧に行うだけで、リスクをかなり下げることができます。

対策① まず徹底したいのは「施錠の習慣」

最も効果的で、最もコストがかからない対策が「施錠の徹底」です。

「ちょっとゴミ出しだけだから」「すぐ近くのコンビニまで」——こうした短時間の外出時に鍵をかけなかったことで侵入被害に遭うケースは、統計上も多く確認されています。在宅中であっても、玄関や勝手口の施錠を習慣にすることが重要です。

また、窓についても注意が必要です。換気のために少し開けておく場合でも、クレセント錠(窓の内側のレバー状の錠前)をかけた状態で換気できる「換気ロック」機能付きの補助錠を活用すると、開口部を作りながらも施錠状態を保てます。

対策② 玄関ドアの鍵を強化する

ピッキング被害は以前に比べて減少していますが、「ガラス破り」によるサムターン回し(ドアの内側の錠を手で回す手口)は依然として有効な手口のひとつです。

玄関ドアの防犯強化には次の方法が有効です。

ディンプルキーへの交換 鍵の表面に小さなくぼみ(ディンプル)が並んだタイプで、通常のシリンダー錠に比べてピッキングに要する時間が大幅に長くなります。侵入犯は時間のかかる家を避ける傾向があるため、抑止力として機能します。

補助錠の設置 現在ついている錠前に加えて、もう一つ錠前を追加する「ダブルロック(二重錠)」は効果的な対策です。一か所の解錠に成功しても、もう一か所があれば作業時間が増し、侵入を諦めさせる可能性が高まります。工具不要で取り付けられる後付けタイプも多く販売されています。

サムターン対策 ドアのガラス部分を割って内側のサムターンを回す手口に対しては、ガラスに防犯フィルムを貼ること、またはサムターンカバーを設置することで対応できます。

引用元:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/1.html(政府広報オンライン「空き巣や強盗から命と財産を守る 住まいの防犯対策」)

対策③ 窓ガラスの防犯フィルムと補助錠

一戸建て住宅での「ガラス破り」は、窓ガラスを叩き割ってクレセント錠のレバーを操作する手口が主流です。通常のガラスであれば数秒で割ることができ、短時間で侵入を完了させることが可能です。

防犯フィルムは窓ガラスに貼ることで、割れにくくする効果があります。ただし注意が必要なのは、貼る範囲です。クレセント錠の周囲だけに部分的に貼っても、より広い範囲を割られると意味がありません。窓ガラスの全面に貼ることが推奨されています。また、網入りガラスは防火用途のものが多く、防犯効果はほとんどないとされているため、過信は禁物です。

窓の補助錠は、窓の框(かまち)に後付けできるタイプが広く販売されており、クレセント錠単体よりも解錠を難しくします。鍵穴付きのタイプにすれば、外から回しにくい構造になります。

対策④ センサーライトで「下見」を防ぐ

侵入犯は事前に下見を行い、「侵入しやすい家」を選んでから犯行に及ぶとされています。その下見の際に有効なのが「人感センサーライト」です。

センサーライトは、人が近づくと自動的に点灯します。夜間に不意に明るくなることで、近隣住民の目を引き、犯人に「見られているかもしれない」という心理的プレッシャーをかけます。玄関・勝手口・駐車スペース・裏口など、死角になりやすい場所を中心に設置するのが効果的です。

特に、植栽や塀で死角が生まれやすい一戸建て住宅では、センサーライトの設置が抑止力として高く機能します。設置工事が不要なソーラー充電式のタイプもあり、比較的手軽に導入できます。

対策⑤ 防犯カメラの設置

センサーライトと組み合わせてとくに効果が高いのが防犯カメラです。「証拠が残る」という事実が、侵入犯に対する強力な抑止力になります。

防犯カメラを設置する際のポイントは、「見えること」にあります。下見に来た犯人に「カメラで撮影されている」と認識させることで、その家を候補から外させる効果が期待できます。そのため、目立つ位置に設置することが基本です。

一方、実際の映像記録という観点では、人の顔が認識できる角度と画角を確保することが重要です。入口に正対する形で取り付け、逆光にならないよう設置場所を工夫しましょう。

スマートフォンと連携してリアルタイムで映像を確認できるネットワークカメラは、外出中でも自宅の様子を確認できるため、使い勝手の面でも優れています。

対策⑥ 「留守に見せない」生活の工夫

侵入窃盗の多くは留守中を狙った「空き巣」です(住宅侵入窃盗の約64%)。留守だとわかる状況を作らないことも、立派な防犯対策です。

旅行など長期不在の際は、タイマー付きの照明を使って在宅感を演出したり、郵便物をためないよう対応したりすることが有効です。また、SNSへの旅行投稿を不在中に行うことは、「今家にいない」と告知するようなものですので注意が必要です。

また、生活パターンが規則的すぎる(毎日同じ時間に外出・帰宅する)場合も、下見によってパターンを把握されやすくなります。意識的に動きに変化をつけることも、対策のひとつとして挙げられます。

対策⑦ 近隣との連携と環境整備

防犯は個人の努力だけでなく、地域単位での取り組みが大きな効果をもたらします。見知らぬ人や不審な車に気づいたとき、声がけや確認を行える地域の雰囲気があるだけで、犯行を抑止する力になります。

また、庭木や塀が伸びすぎて死角が増えていないか、定期的に確認することも重要です。「外から見えにくい」環境は、住人にとっても安心感がありますが、侵入犯にとっては作業しやすい好環境にもなりえます。

引用元:https://www.alsok.co.jp/person/recommend/071/(ALSOK「最新の統計データから読み解く、侵入窃盗の傾向と防犯対策」)

まとめ

家の防犯対策は、高額な工事から始める必要はありません。まずは「施錠の習慣」と「窓・玄関の強化」という基本から始め、センサーライトや防犯カメラを加えていくことで、段階的にセキュリティを高めることができます。

大切なのは「入りにくそうな家だと思わせること」です。侵入犯は下見の時点で標的を選びます。対策を重ねることで「ここは手間がかかる」と判断させ、候補から外してもらうことが目的です。ひとつひとつの対策は小さくても、組み合わせることで大きな抑止力になります。

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