防犯ブログ

帰省・長期不在前に必ずやっておきたい防犯対策|空き巣に狙われない家づくり

お盆や年末年始の帰省、まとまった旅行——家を数日以上空けるとき、気になるのがやはり防犯のことではないでしょうか。「戸締りはしっかりしているし大丈夫」と思いながらも、なんとなく不安が残る方は多いはずです。

実は、侵入窃盗の被害で最も多い手口は「空き巣」、つまり留守中を狙った犯行で、全体の6割以上を占めます。長期不在はその性質上、空き巣にとって「余裕を持って作業できる時間」を与えてしまうリスクがあります。被害額も、在宅中に侵入される忍び込みや居空きに比べて大きくなりやすい傾向があります。

帰省や旅行を安心して楽しむために、出発前にやっておきたい防犯対策をまとめました。

空き巣が「留守だ」と判断するサインとは?

対策を考える前に、まず「どうやって留守を見抜かれるか」を知っておきましょう。侵入犯は事前に下見を行い、狙う家を慎重に選ぶとされています。その際に見ているポイントがいくつかあります。

郵便ポストに郵便物や新聞がたまっているのは、最もわかりやすい「長期不在サイン」です。2〜3日分の新聞が重なっているだけで、下見した犯人に「しばらく留守だな」と判断されます。

夜になっても照明がつかないのも、同じく留守を示す強いシグナルです。毎晩暗いままの家は、不在が続いていることを周囲に伝えてしまいます。

洗濯物が何日も干したままになっていたり、カーテンが数日間まったく動いていないのも要注意です。生活感の消えた家は、下見の対象になりやすくなります。

SNSへの投稿も見逃せないポイントです。「今日から帰省」「旅行中です」といった投稿は、自宅が空っぽであることを不特定多数に知らせる行為と同じです。公開範囲を限定していても、シェアや知人経由で広がる可能性があります。不在中の旅行投稿は帰宅後にまとめて行うのが安全です。

引用元:https://www.secom.co.jp/homesecurity/bouhan/crime_prevention/bouhan068.html(セコム「長期不在の空き巣対策」)

出発前チェック① 郵便・宅配の停止手続き

出発前にまず行いたいのが、郵便物と新聞の一時停止手続きです。

日本郵便では「不在届」を提出することで、最長30日間の郵便物の配達停止と保管を依頼できます。郵便局の窓口のほか、郵便局のWebサービスからも手続きが可能です。年末年始は年賀状が重なるため、特に忘れずに対応しておきましょう。

新聞については、販売店に連絡して一時停止をお願いします。数日前までに連絡すれば対応してもらえる場合がほとんどです。

宅配便については、注文済みの荷物が不在中に届かないよう、発送日時の調整や配達先の変更を事前に済ませておくと安心です。「置き配」の設定をしている場合は、長期不在中はオフにしておくか、宅配ボックスに確実に収まるよう設定を見直しておきましょう。

出発前チェック② 全ての施錠を確認する

当たり前のことに見えて、実は最も重要な確認です。

玄関・勝手口・全ての窓について、一箇所ずつ手で確認しながら施錠するクセをつけましょう。特に見落としがちなのが、普段あまり使わない裏の勝手口や、トイレ・浴室の小窓です。「いつもかけているから大丈夫」という思い込みが、見落としにつながります。

ベランダや縁側側の窓も必ず確認してください。低層階では室外機や物干し台が足場になる場合があり、外から見えにくい場所ほど狙われやすくなります。

補助錠(ダブルロック)が設置されている場合は、そちらも確実に施錠します。侵入に5分以上かかる家は、約7割の侵入犯が犯行を諦めるとされています。時間をかけさせることが対策の基本です。

出発前チェック③ 照明タイマーで「在宅感」を演出する

夜間に照明がまったくつかない家は、留守が一目でわかってしまいます。逆に言えば、照明を適切にコントロールするだけで在宅感を演出できます。

タイマー付きコンセントやスマートプラグを使えば、夜間の一定時間だけ室内の照明やテレビが点灯するよう設定できます。毎晩同じ時間に明かりがつく家は、「誰かいる」という印象を与えます。

外出中もスマートフォンから照明を操作できるスマートホームデバイスを使えば、より柔軟に在宅感を演出できます。導入コストはかかりますが、帰省や旅行だけでなく日常の防犯にも役立ちます。

シャッターがある場合、「閉めっぱなしは長期不在がバレる」と心配する方もいますが、侵入を物理的に阻む効果は非常に高く、積極的に活用するのがおすすめです。多少不在がうかがわれるとしても、実際に侵入するのに手間と音が必要な家は、犯人に敬遠されます。

出発前チェック④ 近隣への声がけ

地味に見えて、実は大きな効果があるのが近隣への一言です。「しばらく留守にします」と伝えておくだけで、近所の方が不審者に気づきやすくなり、いざというときに連絡を受けられる体制ができます。

長期の不在を事前に伝えられる隣人がいるかどうかは、防犯上の大きな差です。不審な人物が敷地内をうろついていても、知人かもしれないと思って通報をためらわれることがあります。「不在中に見慣れない人がいたら連絡してほしい」と具体的にお願いしておくとより安心です。

出発前チェック⑤ 防犯カメラのスマートフォン連携を確認する

ネットワーク防犯カメラを設置している場合、出発前にアプリの動作確認をしておきましょう。スマートフォンからリアルタイムで映像を確認できる状態になっているか、モーション検知の通知設定が有効になっているかをチェックします。

外出中に通知が届いた場合、すぐに映像を確認して必要であれば近隣の方や警察に連絡できる体制を作っておくことが重要です。防犯カメラは「撮影しているだけ」では機能が半分です。通知機能と組み合わせて初めて、遠隔地からでも家の安全を確認できる仕組みになります。

まだ防犯カメラを設置していない場合、長期不在の機会に導入を検討してみるのもよいタイミングです。設置工事不要のWi-Fiカメラやバッテリー式カメラであれば、比較的手軽に始めることができます。

出発前チェック⑥ 貴重品・現金の管理

長期不在中は、室内に現金や貴重品を置いておく量を最小限にすることも大切です。万が一侵入された場合の被害を抑えるという観点から、重要な書類や高額現金は金庫への保管や持ち出しを検討してください。

また、鍵の管理にも注意が必要です。玄関まわりの植木鉢の下や郵便ポスト内など、「よくある場所」に合鍵を隠しておく習慣は非常に危険です。侵入犯は経験上こうした場所を先に確認することが知られています。合鍵は信頼できる人に預けるか、確実に持ち歩くようにしましょう。

引用元:https://www.alsok.co.jp/person/recommend/071/(ALSOK「最新の統計データから読み解く、侵入窃盗の傾向と防犯対策」)

出発直前の最終確認リスト

出かける直前に確認したい項目をまとめておくと、慌ただしい中でも漏れを防げます。

玄関・勝手口・全窓の施錠、郵便・新聞・宅配の停止手続き、照明タイマーの設定、SNS投稿の管理(不在中は控える)、近隣への声がけ、防犯カメラの動作確認、合鍵の保管場所の確認——これらを紙やスマートフォンのメモにリスト化しておくのがおすすめです。毎回帰省や旅行のたびに使い回せるチェックリストを作っておくと、次回以降も安心して出発できます。

まとめ

帰省や旅行の前に必要な防犯対策は、特別な設備がなくてもできることが多くあります。郵便の停止、施錠の徹底、照明の工夫、近隣への声がけ——こうした基本的な準備を組み合わせるだけで、「狙われにくい家」になります。

大切なのは、犯人に「ここは留守だ」と悟らせないことと、「侵入するのに時間がかかる」と思わせることの2点です。この2つを意識した準備をすることで、安心して家を離れることができます。

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