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防犯カメラ、あとから1台増やしたい|増設の前に確認したい5つのこと

防犯カメラを使い始めてしばらく経つと、「やっぱりあそこも映しておきたい」と思う場面が出てきます。駐車場の端、家の裏手、勝手口のそば。最初は玄関だけだったのに、使ってみて初めて、死角に気づくことは少なくありません。

増設は、カメラをもう1台買ってつけるだけ、と思われがちです。ところが実際には、録画機の空きや電源、録画できる日数など、確認しておかないと「つけたのに映らない」「気がついたら録画日数が減っていた」ということも起こります。

今回は、防犯カメラを後から増やすときに、買う前に確認しておきたい5つのことをまとめてみました。

1. 録画機に、空きのチャンネルはある?

録画機(NVR)を使っている場合は、まずここからです。録画機には、つなげるカメラの台数の上限があります。4台用、8台用、16台用といった具合です。

空きがなければ、そのままでは追加できません。ここで意外と知られていないのが、チャンネルが空いていても、必ず追加できるとは限らないという点です。海外の解説でも、チャンネルのライセンスとは別に、映像を受け取れる通信量の上限や、映像を処理する能力も確認するよう勧められています。高画質のカメラを足すほど、この部分に余裕が必要になります。

録画機のそもそもの役割や、必要かどうかについては録画機(NVR)は必要かで書いていますので、あわせて見てみてください。

2. 給電する余力はある?(PoEのカメラの場合)

LANケーブル1本で電源と映像をまとめて送るPoE方式のカメラは、増設もしやすい仕組みです。ただし、給電には上限があります。

メーカーの案内では、録画機に内蔵されたPoEポートには、全ポートを合わせた電力の上限があり、超えると追加したカメラに給電できなくなると説明されています。この場合は、別にPoEスイッチ(ハブ)を用意する方法が紹介されています。

ほかにも、次の点が気になります。

  • 停電やスイッチの再起動のあとは、複数のカメラが同時に起動して、一時的に電力が多く必要になる
  • ケーブルが長いほど電圧が落ちるので、遠い場所のカメラは余裕が小さくなる

電気の使用量の目安は防犯カメラの電気代はどれくらい?で試算していますが、増設のときは、ポートの空きだけでなく、給電の余裕もあわせて見ておくと安心です。

3. 台数が増えて、録画日数は足りる?

見落としやすいのが、録画できる日数の変化です。

録画データの容量は、おおまかに「ビットレート(映像の濃さ)× 時間 × カメラの台数」で決まります。1日あたりの容量は、ビットレート(Mbps)÷ 8 × 86,400秒 ÷ 1,024で計算できます。

たとえば、1台あたり4Mbpsで24時間録画し続けると、1日で約42GBです。4TBのハードディスクなら、2台で約47日分、4台に増えると約24日分です。台数が倍になれば、録画日数はおおよそ半分になります。もちろん、実際には動体検知録画にしている場合や、ハードディスクの空き領域を残す設定などで変わりますので、あくまで目安です。

パナソニックの資料でも、動画の圧縮は被写体によって設定したビットレートを超えることがあり、人通りが多い場所や動きの多い場所ではとくに差が出るので、容量には十分な余裕を持たせるよう案内されています。

録画日数を伸ばす工夫については防犯カメラの録画日数を伸ばす方法でも書いています。増設のあとで「いつの間にか数日分しか残っていない」とならないように、台数を足したら一度、録画できる日数を確認してみてください。

4. 今のカメラや録画機と相性はある?

録画機のメーカーや規格によって、つなげられるカメラは変わります。同じメーカーの同じシリーズなら、設定も管理画面もそろっていて安心ですが、別メーカーのカメラを足したい場合は、つながるかどうか、機能がそのまま使えるかどうかを、買う前に確認しておく必要があります。

また、カメラ本体にmicroSDカードを入れて単体で録画するタイプや、クラウドに録画するタイプは、録画機の空きは関係ありません。その代わり、台数が増えるほどアプリで見る手間が増えたり、カードの交換や容量の管理が台数分必要になったりします。今の使い方に合わせて、どちらが管理しやすいか考えてみてください。

5. どこに付けて、どう配線する?

最後は、増設の位置と配線のルートです。

「ここに付けたい」という位置が決まっても、電源やLANケーブルをそこまで通せなければ、取り付けることはできません。新しいカメラの位置は、映したい範囲と、既存のカメラの映像とのつながりも見ながら決めます。既存のカメラとの境目に映っていない場所ができていないか、防犯カメラの「死角」はどこにできる?の考え方も参考になると思います。

最初に設置してもらった業者さんがいる場合は、配線図や機器の型番がわかる資料を渡してもらっていると、増設の相談がとてもスムーズです。そうした資料の考え方は、防犯カメラの設置業者とどう付き合うかにまとめています。

まとめ

防犯カメラの増設で確認したいのは、録画機の空きチャンネルと処理能力、PoEの給電、録画日数、今の機器との相性、そして配線のルートの5つです。カメラ本体は「どれを選ぶか」に目が行きがちですが、実は周りの環境が整っているかどうかのほうが、結果を左右します。

まずは、今お使いの録画機の型番と、設定画面で見られる録画日数を確認してみてはいかがでしょうか。そのうえで、足したい場所を絞っていくと、必要な機器も見えてくると思います。少しでも参考になればうれしいです。

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引用元:https://shop.zimaspace.com/ja/blogs/buying-guide/home-nvr-checklist-before-adding-cameras(ZimaSpace カメラを増設する前のホームNVRチェックリスト) 引用元:https://shop.zimaspace.com/blogs/tech-ai-hub/poe-budget-home-nvr-camera-network(ZimaSpace PoE予算とホームNVRカメラネットワーク) 引用元:https://support.amcrest.com/hc/en-us/articles/360037227252-Power-Issues-When-Directly-Connecting-to-an-NVR(Amcrest NVRに直接接続する際の電力の問題) 引用元:https://www.elecom.co.jp/biz/solution/column/00343/(エレコム 監視カメラの録画データ保存|長期保存に必要な容量と構成) 引用元:https://b2b-api.panasonic.eu/ja/media_stream/d8_emd_pim/media/7336(パナソニック 監視レコーダー 構成情報算出ツールの使い方)