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雨戸やシャッターは、閉めていれば防犯になる?|窓の外側の守りを見直す

「夜は雨戸を閉めているから、窓は大丈夫」。そう思っているご家庭は、意外と多いのではないでしょうか。台風の備えとして付けた雨戸やシャッターを、そのまま防犯の守りとしても頼りにしている、という方もいると思います。

たしかに、雨戸やシャッターは窓の外側をもう一枚ふさいでくれる、頼もしい存在です。ただ、「あるから安心」とは言い切れない部分もあります。今回は、雨戸・シャッターの防犯面での役割と限界、そして使い方の工夫をまとめてみました。

雨戸やシャッターは、どのくらい防犯の役に立つの?

まず、窓がどれだけ狙われやすいかを確認しておきます。ALSOKの解説によると、住宅への空き巣は窓から侵入されるケースが最も多く、手口は鍵のかけ忘れ(無締まり)が最多で、次にガラス破りが続きます。

雨戸やシャッターを閉めておけば、窓ガラスに直接手を出しにくくなりますし、外から中の様子も見えにくくなります。滋賀県の防犯の案内でも、雨戸やシャッターは閉めて使うことが、窓からの侵入を防ぐ方法として挙げられています。

ただし、効果があるのは「閉めているとき」だけです。

閉めていないと、どうなるの?

日本サッシ協会の資料では、防犯性能を評価した雨戸や窓シャッターであっても、開放しているときの防犯性能はないとされています。つまり、昼間や、夕方に閉めるまでの時間帯は、雨戸やシャッターは防犯の役に立っていない、ということになります。

実際には、在宅中の昼間に窓を開けて過ごすご家庭も多く、人がいても窓のそばから目を離している時間があります。そうした時間帯の守りは、雨戸やシャッターとは別に考えておく必要があります。

雨戸とシャッターは、どちらが強いの?

ALSOKの解説では、雨戸は左右に開閉する構造で、窓シャッターより防犯性は劣るとされています。もちろん、製品や取り付け方、状態によって違いはありますので、一概には言えません。

製品選びの目安になるのが、CPマークです。防犯性能の高い建物部品として、官民合同会議が目録に載せたものには、CPマークのラベルが付いています。雨戸と窓シャッターも対象で、試験で侵入に5分以上かかることが確認された製品が載っています。防犯仕様のものは、錠のまわりが切り破られにくい構造になっていたり、締まり金物が強化されていたりします。見た目だけでは、一般の製品と区別しにくいこともあるそうです。

新しく取り付けたり交換したりするときは、CPマークの有無を確認してみてください。

閉めっぱなしにしても、いいの?

ここは、気をつけたいところです。ALSOKの解説でも、シャッターを閉めっぱなしにすると、留守だと見られて狙われやすくなるおそれがあると指摘されています。

昼間も雨戸が閉まったまま、というお宅は、外から見ると「誰もいなそうな家」に映ることがあります。長く開け閉めされていない様子は、下見をする人にとっての手がかりにもなりえます。

ふだんから、朝に開けて夕方に閉めるなど、生活のリズムが見える使い方にしておくほうが、自然だと思います。留守に見せない工夫については、「留守に見せない」技術——在宅を演出する防犯の発想でも書いています。

雨戸やシャッターだけで、足りる?

足りない、というのが正直なところです。

雨戸やシャッターを付けていない窓があれば、そこが狙われます。浴室やトイレの小窓など、シャッターを付けにくい窓もあります。滋賀県の資料では、面格子や補助錠の取り付け、防犯フィルムや防犯合わせガラスへの変更、侵入の踏み台になる物を置かないこと、センサーライトなどで威嚇や検知をすることが、窓の対策としてあげられています。

窓の種類ごとの弱点は窓の種類で変わる侵入リスク|形状ごとの弱点と対策に、ガラス自体の強化については窓ガラス、割られたらどのくらい持ちこたえる?にまとめています。

防犯カメラとの相性もいいと思います。雨戸が閉まっている時間帯でも、雨戸の前や窓のまわりをカメラが映していれば、近づいた人の姿を記録できます。雨戸を壊そうとする人がいれば、その作業の様子も残ります。

使いはじめる前と、使っている途中に確認したいことは?

  • 雨戸やシャッターは、レールにほこりや砂がたまると動きが悪くなります。ALSOKの解説では、年1回程度を目安にレールの掃除や、動く部分への注油をすすめています。
  • 寿命の目安は15〜20年程度とされています。動きが重くなったり、閉めても隙間が気になったりしたら、点検や交換を考えてみてください。
  • 鍵や締まりがきちんとかかっているか、閉めたときに確認する習慣をつけておくと安心です。

まとめ

雨戸やシャッターは、閉めていれば窓の外側の強い守りになります。ただ、閉めていないときは役に立たず、閉めっぱなしにすると留守に見えるという面もあります。

CPマークで製品を選び、補助錠やフィルム、センサーライト、防犯カメラと組み合わせる。そして、開け閉めのリズムを生活に合わせる。この3つを意識するだけでも、窓まわりの守りはずいぶん変わると思います。

まずは今夜、雨戸やシャッターを閉めるときに、レールの動きと鍵のかかり具合を確かめてみてはいかがでしょうか。少しでも参考になればうれしいです。

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引用元:https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2360/(ALSOK 窓シャッターは後付けできる?防犯対策や費用、選び方を解説) 引用元:https://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/useful/houreikijun/04_Crimeprevention(1207).pdf(日本サッシ協会 防犯建物部品) 引用元:https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kurashi/bouhankoutsu/11523.html(滋賀県 空き巣・忍び込み 被害に遭わないために)