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防犯カメラの検知機能とはAI検知から熱検知センサーまで

防犯カメラには検知機能が搭載されており、様々なシーンで活躍します。例えば防犯カメラの映像に動きがあった場合にアラームを出したり、AIで特定の人物、動きを検出したりすることができます。今回は防犯カメラでは主流の検知機能と種類や実際の使い方など含めて解説いたします。

代表的な検知機能

防犯カメラの代表的な検知機能をご紹介いたします。まず挙げられるのはモーション検知機能です。モーション検知とは、映像の中の動き(差分)を検出してアラームする機能です。差分とは1コマ前の映像と現在の映像に差がある場合の事を指しますので、画面に動きがあった場合、全て検知します。例えば夜間の車のヘッドライト、木の動き、最悪映像ノイズもその対象となります。

モーション検知の場合はエリア設定や、感度設定ができますので現場に合わせて現場に合わせて設定値を調整する必要がありますモーション検知と似たような言葉で熱検知センサーと呼ばれるものがありますが、これは仕組みが異なりますので注意が必要です

熱検知センサーとパッシブセンサー、正式名称はPIRセンサーと呼ばれるセンサーを活用しています。PIRrとはPassive Infrared Sensorの略です。これはセンサーが温度を検知して、人体の温度と背景の温度差を検知する仕組みです。警備会社のセンサーでよく使われているものですが最近では防犯カメラに付くことも多くなりました。

PIRセンサーの注意点としては、温度差を検知する仕組みになるので、夏場などは検知しにくくなりますので、感度調整などがついている防犯カメラにするようにしましょう

AI検知機能

最近ではAIを活用した防犯カメラも登場しました。AI検知機能が登場したことによって防犯カメラの可能性が劇的に変わったとも言えます。よくあるAI検知機能としては人体検知や車両検知です。今までのモーション検知では、先ほども説明しましたが、誤検知が多く実用するには難しいことも多かったのですがAI検知が出てきたことによって、人が動いている映像のみを検知することができるようになり実用性は格段に上がったとも言えます。

AIの仕組みについては割愛させていただきますが、人の形を特異点として抽出してAI検知エンジンの中に組み込むことで、それに類似した被写体を検出する仕組みです。精度はかなり高く、搭載されている防犯カメラが増えてきております

音声検知

防犯カメラの中でも室内で使うカメラで見守りカメラがありますが、見守りカメラの中には音声検知があります。音が鳴った場合に通知を送る機能になりますので、赤ちゃんの泣き声や、ペットが吠えたりすると検知しアラームを送ります。映像を映せない介護現場の居室ような場所で、異常な音声を検知した場合にアラームを送ることで現場の異常に気付くことができます

他にもいたずら検知と呼ばれる検知機能は別名タンパー検知とも呼ばれている検知機能です。こちらの検知機能はカメラの画面を覆うなどした場合に、アラームを通知する機能です。基本的に侵入者があった場合に防犯カメラを破壊したり画面を隠すなどの行為をしますので、そうした場合にすぐに現場の異常に気付くことができます。

アラーム検知

防犯カメラの中にはアラーム入力機能を持ってる防犯カメラがあります。このアラーム入力機能は外部にあるアラーム機器が異常を検知した際に、防犯カメラから異常を通知する機能です。以上を通知する方法は機器によって様々ですが、インターネットを使ったプッシュ通知やメール発報などのその方法は様々です。

この方法は警備会社が使っているセンサーと組み合わせることで、センサーが異常を検知した際に、防犯カメラのスナップショット映像を送るなど、より効果的な防犯対策を実施することができます。

通知について

検知した異常は様々な方法で通知が可能です。例えばインターネットに接続しているネットワークカメラであれば、スマホにプッシュ通知を送ります。以前はメール通知するのが主流でしたが、メール通知だと、気付けなかったり、メールサーバーのセキュリティ強化によってメールが飛ばなくなったりしてしまいました。そうした際にプッシュ通知であれば問題なくカメラの異常を知ることができます

現地でパトライトやブザーを使って通知する方法もあります。この方法であれば侵入者を威嚇することもできるし、追い払うこともできる可能性があります。ただし設置工事など専門業者に依頼する必要がありますので、大掛かりな工事が必要となり費用も高くなります。できる限り費用を抑えていきたい場合は、スマートフォンのプッシュ通知をおすすめいたします。

防犯カメラの検知機能について

防犯カメラには様々な検知機能が搭載されており、現地の状況に合わせて使い分けるのがいいでしょう。コストから検知精度もありますので、設置前によくご検討されることをおすすめいたします