防犯ブログ

病院やクリニックに防犯カメラを設置するメリットと注意点について

病院には多くの人が訪れますので防犯カメラで院内の様子を録画しておくことはとても重要です。保険証の受け渡しトラブルや診察トラブルなど起きおり、そうした事に対処することはとても重要です。そうした被害にはしっかりと対処しておかないと病院やクリニックの評判にも関わってきますので事前に防犯カメラでしっかりと対策をしておく必要があります

病院でよくあるトラブル

実際によくある病院でのトラブルですが、病院荒らしや病室での盗難が挙げられています。
警察庁が公表している「犯罪統計資料」によると、令和4年度の侵入盗が36588件に対して、病院荒らしが、545件となっております。令和3年度に比べて、250件も増えており、侵入盗に狙われやすくなっているような現状でもあります。夜間や休日を狙った事案が多く、金品や医療品などの窃盗、カルテ等の情報窃盗、放火などが報告されています。

また金品や薬の盗難にも注意が必要です。問題になっているのは注射器などの医療機器を盗難し闇ルートに流す、向精神薬など麻薬指定されている薬を盗難するなどのトラブルも発生しており解決に防犯カメラを活用することが重要です。外部からの犯行は難しいものですが、薬剤師や看護師などの内部の関係者であれば容易に盗難できてしまうので、そうした被害を減らすことが重要となります。

病院でおすすめする防犯カメラ機能

病院やクリニックでおすすめする防犯カメラ機能としては録画機能を持った防犯カメラをおすすめします。医薬品や医療器具の盗難をされた場合にしっかりと証拠映像を残しておくことで、実際にトラブルがあった際に証拠映像を活用することができます。音声マイクを内蔵しているカメラであれば、病院やクリニックの受付でのトラブルがあった場合にそのやりとりを録音しておくことで、保険証の受け渡しの際にどういった会話をしていたのか後から確認することができますので重要な機能の一つです。

また夜間は電気が消灯されておりますので、夜間も暗視で撮影できる赤外線暗視カメラにすることで、しっかりと夜間映像を記録することができます。フルカラーカメラと呼ばれる夜間もカラーで撮影できるものであれば画質もキレイに夜間しっかりと撮影できますのでおすすめです。

病院に防犯カメラを設置する際の注意点

病院やクリニックの防犯カメラを設置する場合はいくつかの注意点があります。防犯カメラは常時録画データを残すことになりますので、プライバシーの侵害にならないように配慮が必要です。トイレなどへの設置は原則できませんし、隠しカメラで撮影することもプライバシーの侵害にあたる可能性もあります。防犯カメラが設置されていることを周知して、録画データは防犯目的以外で使用しないことを明記した上で設置するようにしましょう。

また犯行を行う際に防犯カメラの録画機を一緒に持ち出されたり、カメラを破壊される可能性もありますので、クラウドに録画データを保存したり、破壊されにくい場所にカメラを設置する、また録画機は管理者以外は入れない場所に設置するなどの注意点があります。防犯カメラや録画機のパスワードは管理者がしっかりと管理し、定期的に変更するなどの対応も必要です。セキュリティ機器のため日々のメンテナンスが重要です。

病院に防犯カメラを設置しましょう

病院に防犯カメラを設置することのメリットをお分かりいただけたかと思います。設置する際には多くの注意点がありますが、そうした点を注意しながら病院に防犯カメラを導入するようにしましょう。